特定のテーマに沿ってつくった
数人の作家による短編を集め
1冊にまとめたアンソロジーの中の
1つだったと思うんですが、
タイトルも著者もまったく忘れちゃって、
もしかしたらそんな短編集じゃなく、
しっかりした長編かもしれなくて、
でも、
頭の中に作品のシチュエーションだけは
こびりついているので、以下に残しておきます。
運命を決める神様たちの会議のようなものを、
人間は1人ずつ誰しも持っていて、その決定に従って、
食事のメニューから生き死にのタイミングまで
左右されてしまうって内容。
神様会議の世界は、時間の流れが滅茶苦茶遅く、
わざわざ滅茶苦茶っていったくらいだから、
この世での1時間が2時間になるなんてもんじゃなく、
1秒が数日の単位に引き伸ばされるような
イリュージョンワールドです。
スマホ見てて赤信号に気づかず
道路を渡ってしまったノビ雄くんの数メートル手前に、
ダンプが時速50キロで走っていて、
そのままなら3秒後にはペタンコになってしまう状況でも、
神様会議の議論の時間は1週間以上あるので
「歩きスマホしているのが悪い。
そのままひかれればいい」
「そうかもしれないけど、
事故に巻き込まれるダンプの運ちゃんがかわいそう」
「そもそもスマホつくった人が悪いのよ」
などカンカンガクガクした末に
ノビ雄くんの身体には
「ギリギリで立ち止まる」とかの会議指令が下される。
みたいな。
で、この『意識の正体』。
読んでいたら、
そのタイトル忘れた物語世界を思い出しました。