1ページ目を開いて目を落としたときから
本を閉じる最後の瞬間まで、ずーっと
「わわわっ」って感じで、
絶え間なく面白く感じられる本なら何も申し分ない、
ってのは当たり前です。
でもそんなのはめったにあるもんじゃない。
記憶の中にも、それほど完璧な作品は見当たりません。
出だしはダルダルで、あくびを噛み殺しながら
何とか先に進んでいき、それでも中盤からぐーんと加速して、
やっほーとなる。のは結構あり、
そういうのは、読み始めの頃のことを
あまり覚えておけないポンコツ記憶力が自慢の
ぼくからすると、即、高評価に
カテゴライズされる物件です。
そのカテゴライズ作業が難航するのは、
ラストが「えっ何?そんで終わりなの」なお話です。
序盤・中盤・終盤が満足いく走りでも
ラストの末脚がどうなんでしょっていうやつ。
で、この『猿』。
星4つ(満点は5)の区域にカテゴライズしましたが、
作業は難航しました。