2015年9月18日金曜日

『心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか』(柿沼由彦)読みました。

ぼくもときどきこのブログでは
「ご存じの人もいるでしょうが」など
読んでくれる人に呼び掛けるような
物言いをすることがあります。

でも、仕事でやっている
不特定多数の読者に向けた文章では、
覚えている限り、
そうした呼び掛け文句は使っていません。

間違いだとか、ふさわしくないとか、
そんな正当な理由があるわけじゃなく、
単に好きじゃないって理由です。

今、はまって読んでいる『鬼平犯科帳』にも、
「あの事件を覚えている読者もおられよう」なんて
作者・池波正太郎さんの但し書きみたいな言葉が
地の文にまぎれ混んでいたりするし、

山田風太郎さんの作品にも、
そうした文言はあちこちに出てきます。

でも、そんな呼び掛け言葉が出てくると、
なぜかしらソワソワしてモゾモゾして、
落ち着いていられなくなっちゃうんです。

学校で一生懸命に授業の内容に集中していたとき、
いきなり先生に「きくち答えてみろ」と
指されたような感じ。

なので、
ぼくが仕事で書く文章にはなるべく、
ドギマギさせるような言葉は入れたくないって
思っているんです。

で、この『心臓の力』。

感覚としては5ページに1回、
ドギマギしました。

そわそわモゾモゾさえ我慢すれば、
興味深い内容なんですけどね。





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2015年9月16日水曜日

『妖説太閤記(上)』(山田風太郎)読みました。

子ども向けの読み物や、
おかたいお役所的な情報誌、
女性向け雑誌に、
技術者に読んでもらうための
仕様書みたいな印刷物……
スケジュールと条件さえあえば、
どんな作文でも、
「はい!やります!」
って言ってきたんです、ぼく。

それがライターっていう職業なので
不満はないし、というか楽しい。

文章は、その都度、
それぞれの媒体に合わせて変えていくけど、
それも部品をくっつけながら
つくっていくプラモデルみたいで、
鼻歌かましながら、
キーボード叩いていたりします。

上の文章、もし子ども向けだったら……
「作文のときは、どんな人が読むのか、
 考えながら書いていくんだ。
 この言葉を使えばわかりやすいかな、とか。
 こんな言い方すれば、
 面白がってくれるかな、とか。
 そんなふうに書いていくのって楽しいよ」

おかたくしなきゃの媒体なら……
「文章は、媒体の特性を考慮し、
 適切に表現していきます。
 ターゲットにする読者層の
 知的レベルに応じて使用する言葉を選択し、
 語順にも配慮する。
 その作業は容易ではありませんが、
 やりがいを感じます」 って感じ。

で、この『妖説太閤記(上)』。

これまで読んできた、主に忍法モノの
風太郎作品と違いました。
なんだか文体まで違ってる気がします。
違う読者層を狙ったのかなぁ。
まあ、これはこれで嫌いじゃありません。
でも、忍法モノのハチャメチャさのほうが、
好きではありますけど。



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2015年9月14日月曜日

『鬼平犯科帳〈8〉』(池波正太郎)読みました。

会社からの帰宅の途には
バスを利用しています。
その車中は本読みの時間。

路線は、池袋から高島平のほうへ
向かうルートです。

ぼくが乗っているのは、
主に中山道を通る区間で、
会社のある要町から乗り、
いくつかの停留所を超えて、
板橋区役所を過ぎると、
次は「仲宿(なかじゅく)」
というバス停になります。

仲宿近辺の中山道は、
上に首都高が走っていて、
片道3車線か4車線ほどもあり、
広くて交通量も多い道です。

仲宿からもう少し先にいくと、
中山道は環七とぶつかる大和町
という交差点になり、
ここはちょい昔、
排気ガスの濃度が
日本で一番高い場所だったそうです。
(今は改善されてるみたい)

こんなとこにゃ、昔ながらの環境は、
かけらも残っていないぞ!
歴史を感じさせる街には、ほど遠い!
と思いきや、
やってくれましたよ、仲宿が。

なんと、この『鬼平犯科帳〈8〉』に
登場してるんです。

もちろん、物語の舞台は、
鬼平こと長谷川平蔵が活躍する江戸時代です。

その鬼平が、
今の文京区本郷あたりから、
盗賊を追いかけて、板橋方面にやってくる。
んで、「えいやーとうー!」の立ち回りを
仲宿でやってくれるんですね。
ちゃんと「仲宿」って文字が
印刷されてるんですから。

「次は仲宿、仲宿。
 お降りの方はブザーでお知らせください」

のアナウンスが流れたその瞬間、
『鬼平8』の文庫本のページを追う
ぼくの視線は、「仲宿」の文字の上を
ちょうど通過したところだったんです。



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2015年9月11日金曜日

『眠狂四郎無頼控(二)』(柴田錬三郎)読みました。

仕事に差し障りがりあるかもしれないけど、
まあいいでしょ、言っちゃいます。

どこかで目にしたことは
あったのかもしれないけれど、
「実はぼく、この言葉、
 意味を理解していませんでした」選集!
(といっても、ありすぎるので2つだけ)

●天稟……読みは「てんぴん」。

ルビが振ってあったのに「ぴ」を「び」と間違え、
いくらローマ字入力しても変換されず、
「何だよこの入力ソフト、へぼだな」
とぼやいたけど、自分がへっぽこなだけでした。

辞書には
「天から授かった資質。
 生まれつき備わっているすぐれた才能。天賦」
とあり、例文に、
ぼくもとおの昔に読んでいるはずの
『吾輩は猫である』の一文が出てました。

●炯々……読みは「けいけい」。

辞書によると「鋭く光さま」。
例として「炯々たるまなこ」ってのが
載っていて、つまりは「鋭く光る眼差し」
という感じですかね。

なお、この例文もどうやら
ぼく既読の『吾輩は猫である』からみたい。

で、この『眠狂四郎無頼控(二)』。

上の2つ以外にも、
ぼくの知らない言葉がわんさか出てきます。
そんな意味では勉強になるかもしれませんが…。

第一巻で止めておけばよかったかな。
とりあえず、第三巻はまだ入手してはいません。



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2015年9月9日水曜日

『流』(東山彰良)読みました。

前に書いたかもしれませんが、
ぼくは月に1度、本をまとめ買いします。

新聞、雑誌、ネット、
既読の本の中に出てきた作品、
お気に入り作家の新刊などを紙にメモし、
それを見ながら、
本屋さんの棚から抜いていきます。

1回で仕入れるのは、
だいたい10冊くらいです。

前回の仕入のとき、
メモ書きの10冊の中に、
中島京子さんの新刊『かたづの!』が
入っていました。
(『長いお別れ』がいいなと思ったので)

ところが、
その本屋さんでは品切れだったんです。

この月一回の入荷で、
ある程度の冊数を仕入れておかないと、
その月(今月)の楽しい読書生活に
支障を来してしまいます。

なんでもいいから、
代替本を入手しなくちゃいかん!

と思って、
本屋さんの店内を見渡したとき、
目に付いたのが、

この『流』でした。

ちょっとためらいはあったんです。
世間の評判に流されるように買った本で、
面白いと思えた作品は
今まであまりなかったから。
(へそ曲がり的性格が多分に影響しています)

うーん……
来月は『かたづの!』が入荷していますように。



流
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2015年9月7日月曜日

『鬼平犯科帳〈7〉』(池波正太郎)読みました。

ちょっと憲法条文で遊んでみます。

《お遊び文章》
 その日。
 日本の国民は、自国の憲法を〔確定〕した。
 条文の冒頭には、国民は、ただしく選ばれた国会の
先生がたを通じて行動すると述べられてい、外国との
協調もうたわれている……。
 国民は、子々孫々、手のうちに自由を得るため、
(政府は、二度と戦争を起こしちゃならねえ……)
 と考えたのである。
 これにより、主権は〔国民に存する〕ことになる。

《原文》
日本国憲法(昭和二十一年十一月三日憲法)
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を
通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国
民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由
のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦
争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を
確定する。

で、この『鬼平犯科帳(7)』。

もちろんお話はしびれるほど面白かったです。
それに加えて、中島梓さんの解説もよかった。
上の文章のお遊びは、
その中島さん解説のオマージュもつもりでした。


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2015年9月4日金曜日

『鬼平犯科帳〈6〉』(池波正太郎)読みました。

最近なんとなく読書の嗜好が
変わってきたような気がします。

基本はなんでもかんでもOKで、
活字さえ並んでいればそれでニンマリなんです。
物語であれ、ビジネス書であれ、ね。

んで、好みの変化が見えるのは
小説、物語のジャンルです。

確か昔はそんなこと考えずに、
中身も確認せずに買っていました。

でも、ここ1年くらい
短編集を避ける傾向が現れているようなんです。

書店でぱらぱらっとめページをめくって、
「わっ、これ短編じゃん」って気づき、
そのまま棚に収めちゃうなんてことが
何度かありました。

人様よりも記憶力に難があると思われるぼくは、
長編を読んでいる途中で、
前のストーリーを忘れてしまうことも
しばしばあるから、
短編集のほうが手軽でいいはずなのに…。

なんでしょうかね、この心境の変化。
ページを積み重ねる重たさみたいなものを
欲しがっているのかなぁ。

で、この『鬼平犯科帳(6)』。

登場人物は同じでも、
一つひとつのお話は30ページほどで
完結しているから、短編集ですね。

でもね。
短編なのに長編読んでる気がするんです。
改行だらけで文字数少ないのに、
メチャクチャ文字が入ってくる気がする。
なので避ける対象にはならないんです。

不思議です、鬼平。



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2015年9月2日水曜日

『忍法八犬伝』(山田風太郎)読みました。

TVマンガの『ルパン三世』が話題になると
必ず思い出す場面があります。

群集がみんな、
ルパン、次元、五右衛門に
なっちゃうシーン。

あっちにもこっちにも、
めちゃルパン。山盛り次元。
ぎょうさん五右衛門。

銭形のおっさんや警官隊が、
捕まえても捕まえてもコピー機が
連続複写するように、
この3悪党が吐き出されてきて、
ついには銭形警部のコピーまで
街中にあふれかえる。

あれを観たときには子供心にも
「すごいアイデア!
 こんなのぼくにはとても思いつかない!」
なんて、ほとほと感心したものです。

が、しかし。
このアイデアって、
ルパンが初めてじゃなかったんですね。

で、この『忍法八犬伝』。

出てきました。
変装によるコピー人間いっぱいのアイデア。
もしかしたら、
これも過去のなんかの作品から
着想をもらったのかもしれないけど、
それにしても楽しい。

山田風太郎ベストコレクションシリーズを
読み進めてて、今、半分くらい読了。
まだ半分強残っているのが
うきうきできてうれしいです。


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2015年8月31日月曜日

『眠狂四郎無頼控(一)』(柴田錬三郎)読みました。

去年くらいだったかな、
木枯し紋次郎がマイブームになったのは。

「あっしには、かかわりのないことでござんす」
のセリフ通り、紋次郎さんは、
あらゆることに無関心な虚無キャラ。

それでも、
周囲から何だかんだのちゃちゃが入って、
無関心を通せなくなり、
しょーがない感じで腰を上げて、
ばったばったと切り倒す。

なので、紋次郎シリーズのキモは、
虚無な人が、どうして一肌脱ぐになったのか、
ってところにあるような気がします。

理由がしっかりしてないと、
虚無キャラじゃなくなっちゃう。
それじゃ、単なるお人好しとか、
熱血漢の正義の味方。

で、この『眠狂四郎無頼控(一)』。

紋次郎さんと同じで、
眠狂四郎さんも虚無キャラって感じでした。
「かかわりないことでござんす」
と言わせても、何の違和感もない感じ。

なのですが、
「どうして一肌脱ぐのか」の理由が、
ぼくには、よく読み取れなくて、
ちと欲求不満でした。
とりあえず、続きの二巻を読んでみます。



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2015年8月26日水曜日

『異世界食堂 1』(犬塚惇平)読みました。

「やめられない、とまらない」
というCMの「かっぱえびせん」。

最近はあまり食べなくなっちゃったんですが
(一番近い記憶は娘をお祭りに連れて行ったとき。
 お神輿と一緒に街を歩いた子どもに、
 お土産として梨やら駄菓子セットやらが配られ、
 食べきれないかっぱえびせんを
 娘からもらったとき。
 娘はもう成人しているから、かれこれ20年近く前か…
 あ、まったく関係無い余談でした。
 思いのほか長くなっちゃった)
ぼくだって子どもの頃は、
その宣伝文句の通り一袋なくなるまで
ぽりぽりもぐもぐを
続けていたことがありました。

んで、
そのとき(ぼくの子ども時代)はなぜか、
家にかっぱえびせんが何袋かあったんです。

一袋なくなっても、
まだ物足りなく感じていた
ハナ垂れガキのぼくは、お袋の目を盗んで、
封の切られていない、えびせん袋を引き寄せ、
音を立てないようにちょびちょびとこじ開けて、
再度ぽりぽりを始めました。

ところが。
ものの5〜6本食べただけで
手がとまっちゃったんです。
その味に飽きちゃったんです。

「やめられない、とまらない」というお菓子にも、
それなりに限界があるようで。
ハナ垂れガキでも。

で、この『異世界食堂1』。

1話1話はそれなりに美味しいです。
ただそれを20話ほど集められると、
とまらないはずのページをめくる手も、
だんだんとだれてくるようです。
10話が、えびせん1袋くらいかな。



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2015年8月24日月曜日

『風眼抄』(山田風太郎)読みました。

ぼくはそんなに社交性があるわけじゃなく、
顔見知りの人は
限られた数しかいないのですが、
それでも、
ごくまれにエッセイなんかを読んでいるとき、
知っている人の名前が出てきたりします。

そんなときには、
何はともあれうれしくなって、
それまであまり評価していなかった著者さんでも、
その瞬間から自分の中で
大先生と呼ぶようになったりします。

「へぇ〜アイツ、この大先生と、
 そんな関係なんだ。
 ってことは大先生も、
 ぼくの友だちの友だちで、みな友だちだ!」
って感じにうきうきになります。

まぁ、知人を5人だか6人たどれば、
地球上の人はみんな知り合いになるって話を
どっかで聞いた気がするので、
これもありふれたことなんでしょうけどね。
でも、うれしいわけです。

で、この『風眼抄』。

なんと、著者の山田風太郎大先生は
かの江戸川乱歩大先生と、
とても親しい仲だったんですね。

このエッセイ集を読んで初めて知りました。

んでさらに!
学生時代、ぼくに個人授業をしてくれたあの恩師とも
交流があったとも書かれているじゃないですか!

つーことは、
ぼくの知り合いの知り合いが風太郎大先生で、
その知り合いが乱歩大先生!
結構すごいって思っちゃいました。
友だちの友だちは、みな友だちだ!



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2015年8月17日月曜日

『武士道ジェネレーション』(誉田哲也)読みました。

確かブックオフって、
書き込みがしてある本だと、
買い取り価格が安くなったり、
買い取ってもらえなかったりするんですよね。

その本がどれだけ古書的な価値があっても、
キレイかどうかの状態で判断されるとか。
知識のないアルバイトの店員さんとかでも、
決まった買い取り価格を提示できるように。

だとしたら、
やっぱり著者のサイン入り本も、
安価もしくは買い取り不可に
なっちゃうんでしょうね。

ぼくは、別にブックオフ目当てで、
そうしているワケではないのですが、
本を読むときには、
なるべく汚さないように気をつけてます。

仕事で資料にしなきゃいけないものは、
ときどき書き込みすることもあるんですが、
それでも、鉛筆で薄く書いて、
その本を使い終わったら消しゴムかける。

なので、新刊売ってる本屋さんで、
「著者サイン入り」とうたっているヤツは、
まず手にとりません。

サインだろうがなんだろうが、
やっぱまっさらのほうが好きなんです。

で、この『武士道ジェネレーション』。

間違って、サイン入り本を買っちゃいました。
ブックオフは買い取ってくれないかなぁ…。

でも、もう一度読み返したいって
思える内容だったから、
本棚に置いておけばいいか。
(とはいえ、前3作のほうが好きですけど)


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2015年8月14日金曜日

『バケモノの子』(細田守)読みました。

昔のスポ根まんが『侍ジャイアンツ』の
主人公・番場蛮の背番号は4でした。

4は「死」と同じ読み音なので、
多くの人が嫌う番号。
アンラッキーナンバーとでも
いえばいいんでしょうか。

それをあえて選ぶ番場蛮は、
無頼というか豪快というか、
キャラのたったヤツでした。

番場蛮のライバルでウルフ・チーフ
というアメリカ人選手の背番号は13。

これも西洋では
アンラッキーナンバー的な番号で、
ウルフもあえて皆が嫌うその数字を選ぶ
跳ねっ返り野郎でした。

話は変わりますが、
ぼくが昔乗っていたクルマの
ナンバーが「77」だったことがあります。

一見、良さげな番号に思えるのですが、
このクルマに乗っていると、なぜか、
電信柱にこすったり、車上荒らしにあったり、
交通違反で捕まったり、
ってことばかり続いてたんです。

ねずみ取りで止められとき、
警官がいった言葉を今でも覚えています。

「おっ、ナンバーは77で、速度も77。
 ここは60キロだから17キロオーバーね」

それ以来、
ぼくは77をなんとなく避けるようになってます。
これってアンラッキーナンバーなんでしょうかね。

で、この『バケモノの子』。

今年に入って77冊目に読んだ本でした。

『侍ジャイアンツ』の話を最初にしたのは、
何か特別な意図があったのか、
自分でもわかりません。


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2015年8月12日水曜日

『常識外の一手』(谷川浩司)読みました。

新聞や雑誌の広告の中に、
「記事広告」という種類の
宣伝方法があります。

普通の広告は、
商品の写真をどかーんと載せて、
「おいしいよ」とかの
買いたくなるコピーを配置してつくる。

そういう一般の広告じゃなく、
他のページに載っているような
普通の記事みたいなレイアウトにして、
写真中心じゃなく文章が
主体になっているようなつくりの広告。

ぱっと見には、記事と見分けがつかず、
読んでる人に、

「ほー、この雑誌(または新聞)が
 客観的に取り上げた商品なのか、
 良さそうだな」

なんて勘違いしてもらうのが
狙いになっているような広告です。

最近では、
読者をだますような
そんなやり方はよくないと
誰かが言い出したのでしょう。

記事広告にも、隅っこのほうに、
四角囲みで「広告」とか「PR」とかって
表示しているのをよくみかけます。

えーっと実は、ぼくもその記事広告を
長い間、つくっていたことがあります。
んで今も時々、つくります。

で、この『常識外の一手』。

著者は日本将棋連盟の会長さん。
なんか、日本将棋連盟の記事広告を
読んでいるような気がしました。

なぜ、この本を読もうと思ったのか、
購入のきっかけを
まったく思い出せないのが不思議。


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2015年8月10日月曜日

『長いお別れ』(中島京子)読みました。

テレビのバラエティ番組かなにかで、
「どんな死に様でありたいか」みたいな質問を、
司会者がゲストの人たちにしていました。

周囲の人に迷惑を掛けないようにとか、
病院じゃなく自宅でとか、
仰向けにひっくり返るんじゃなく
前向きに倒れてとか、
いろいろ意見が出てました。

その中で、たしか落語家さんが、
こんなことを言っていたんです。

「ぼくは仕事柄、
 いつも人に笑われたいと思っている。
 だから人生のフィナーレである
 死んじゃうときにも、絶対笑われたい。
 10センチくらいの深さしかないドブに
 はまって溺れちゃうとかね」。

これ聞いたとき、ぼくは、
「その考え方、もらった!」と思いました。

人が死んじゃうのって、
何したって悲しいでしょ。

その死に方が、どんなに滑稽だって、
いなくなっちゃうのは一緒だし。

だから、反抗したいんです。

死因も笑えて、
いなくなっちゃうことも笑えるような
お話ってないかなって思うんです。

どうしょうもない悪いヤツが、
滑って転んで逝っちゃって、
みんなワハハッというんじゃないですよ。

死ぬことを純粋に笑える
……そんなお話ないかなって。

で、この『長いお別れ』。

ぼくが考えてる笑いに近いものがありました。
……これ、いいかも!
この作者の他の作品も読んでみよっと。



長いお別れ
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