2021年12月7日火曜日

『向田邦子ベストエッセイ』(向田邦子)読みました。


ぼくの自慢できるもののひとつに、
字の汚さがあります。

それは年々ひどくなっているようで、
インクがきちんと出るかどうかを
確かめるときのグチャ書きのほうが、
紙に止まった蚊を押しつぶした跡のほうが、
よっぽど日本語に見えるようになっています。

とはいえそんなぼくでも、
「この人には勝てない」
と思える人がいました。

昔、一緒に働いていた上司。

電話があった旨を知らせるメモか何かを
机に残してくれたのですが、
まったく読めない。

仕方なく折れクギ流免許皆伝上司のとこに、
紙片を持って判読をお願いしにいくと、

「えーっと……こんな汚ねー字、
 読めねえよ。もっとキレイに書け」
と怒られました。

思わず笑い、一種、尊敬の念も抱きました。
「自分の書いた字が
 読めない人っているんだ、すごっ」って。

そのときはぼくの字もまだ皆伝のレベルには
達していなかったんです。

自分自身であれば
読み下せるくらいのよちよち段階。

とはいえ精進を重ね、
今では3分前に記した走り書きの
意味するところも不明になる域に登りつめてます。

で、この『向田邦子ベスト・エッセイ』。

たしか向田邦子さんも悪筆だと聞いた気がして、
そんなエピソードが入ってないかと読んだ本です。
ほんのちょっとだけ出てきました。




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2021年12月2日木曜日

『店長がバカすぎて』(早見和真)読みました。


この前、
家の冷蔵庫が急に動かなくなってしまい
(製造は2004年となっていて、
 ってことは17年も使ってたんですね。
 お疲れさまでした)
かみさんと二人で近くの量販店へ
急いで買いに行きました。

昔のマンガによく出てきたロボットの
頭と手足を取り外し胴体だけ残したような、
四角いだるま落としのような
(あーもっとドンピシャの表現ないかな、
 うーん出てこない)
まあ、つまりは家庭用冷蔵庫が
ずらりと並んだ売り場に着くと、

いつのまにやら店員さんが脇にいて
「サイズはわかりますか?」
と声をかけてきました。

慌てていたけど、それだけは
行く前にメジャーで測ってきたので、
得意顔で答えると、
「じゃあ、これが人気ですね」
とか言って、
スタンドアップボード・ツー・ウォーター
(立て板に水)のごとく、
ここがいい、あそこがいい、
ほかにはこの機能がついていない、
この色をみなさん褒める
……などとおっしゃるので、逆らう気力も
ウォーターの水流に飲み込まれてしまい、
おっしゃる通りの製品を頂くことにしました。

届け先とかの書類を書いているとき、
ふと目に留まったのが店員さんの名札。
てっきり量販店の社員さんかと思っていたのに、
その冷蔵庫メーカーからの
出向販売員と記載されてました。
ふーん、そうなのね。

で、この『店長がバカすぎて』。

本屋さんのお話です。
本屋さんでメーカー(出版社)の
出向販売員って見たことない。
よかったよかった。




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2021年11月30日火曜日

『ヨルガオ殺人事件(下)』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。


これもまた前にもいったかもしれませんが、
ぼくはかみさんに付き合った
スーパーでの買い物のときを、
格好の読書時間にしています。

土日の休みに1週間分の食料なんかを
仕入れに行くんですが、
品を選んでカートに入れていくのはかみさんで、
ぼくはカートを押してその後ろをついていく係。

だから視界の端に彼女を捉えておけば、
押し手の部分に本を乗せ、
読みながらでも役目はこなせるんです。

ただそのとき読書中の本が単行本だと、
ちょっとサイズが大きくて扱いづらい。

その点、小さな文庫本なら
広げて抑えておいても
カートの振り回しには不自由なく、
右左折Uターン急発進急停止、
人避け店員避け、
寝ころんで泣いている子ども避けでも
まったく問題なし。

で、この『ヨルガオ殺人事件(下)』。

その買い物時のカート乗せ対象は、
家で読んでいた単行本でした。
でも、前述の理由もあり、
通勤リュック内にあったこの本にしちゃいました。
文庫本だし、面白過ぎるので早く読みたかったし。




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2021年11月25日木曜日

『ヨルガオ殺人事件(上)』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。


昔はそんな趣味はなくて、
いつからそっち系にかたよるようになったのか、
自分でもはっきりしないのですが、
気がつくと自虐系の雑文を
好んで書くようになっていました。

あることないこと、もりもりに盛って、
書きながら「いやそこまではないだろう」
なんてつぶやきつつ、にやにやしてるんです。

いじめを欲するMではないのに、
自分をネタに笑いをとるのが心地いいんです。

分析するに、
まず「笑いが好き」がある。
次に「憶病者である」がある。

臆病モノのビビリだから、ほかの人が
「未曾有」を「みぞゆう」って読んでも、
「はははっ、間違った間違った」
と笑うことはできない。
だって怒られそうでしょ。
ビビリですから叱られるのはとってもイヤ。

だけど、笑いたい。
じゃあ、怒られずに、
失態なんかを「がっははっ」と誰の目も気にせずに
呵々大笑できる対象(韻を踏んでます)は、
ないものか。

いるでしょ、目の前に、いや、目の奥に、
いや目そのものというか、自分でしょ。

で、この『ヨルガオ殺人事件(上)』。

著者自身を情けないキャラクターとして登場させて
ユーモラスに描くのは、ぼく的な自虐……
……あっ、間違った。
それは、同じ著者の前に読んだ本でした。
この『ヨルガオ〜』じゃなかった。
どうしよ、まいいか。
えっーと、面白かったです。




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2021年11月18日木曜日

『インスタグラム:野望の果ての真実』(サラ・フライヤー)読みました。


もう5、6年くらい前になるでしょうか。
出身高校のバドミントン部で
毎年開いているOB会に行ったときの話です。

そうここ2年は、大人数が集まって
流行り病を広げちゃいけないと、
開催が中止になっていて、
その3年ほど前だから、
やっぱ5年以上はたってますね。

そこでは、現役の高校生と
卒業生のおじさん、おばさんが集い、
学校の体育館でバドミントンの試合をします。

ぼくもかつて高校生をやっていましたが、
それはもう半世紀近くも前。
十代なんて恐れ多い人たちと話をすることさえ、
とんとありません。
なので例年、
やんごとなきヤングなお方たちとは距離をとり、
借りてきた猫状態でいるため、
事務的な会話くらいしかしないのですが、

そのときは、どういうわけか
4、5人の現役生に囲まれ、
無理くりに和やかな雑談を
交わさなくてはならないという
危機的場面に陥ってしまったんです。

なぜか顔と脇の下と手のひらに
じっとり汗がしみ出る中、
「そうだ!」と、
話題にできるネタを思いつきました。

高校全体の同窓会で広報委員ってのをやっていて、
ついこの前、その広報誌の中で、
バドミントン部の紹介記事を書いていたんです。

「みんなさー、あのバド部の記事、読んだかなあー。
 あれ、おじさんが書いたんだよ」

で、この『インスタグラム:野望の果ての真実』。

「えーホントですか? アレ見てみんな喜んで、
 インスタにあげまくったんですよ」。
そのインスタのことが書いてある本でした。




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2021年11月11日木曜日

『砕かれた街(下)』(ローレンス・ブロック)読みました。


クルマで燃費のいい走り方をするのを
エコドライブというらしく、
地球環境にやさしくするぜといいつつ、
実は高くなっているガソリン代をケチるために、
ぼくも気がついたときには、
うろ覚えのエセドライブじゃなかった
エコドラえもんをしています。

何やらクルマってのは、
発車のときに燃料をたくさん使うらしく、
それを抑えるために、
赤から青に変わってゴーのときに
「ゼロヨンだーぶっちぎり!」と、
はやる気持ちはしまっておいて、
エンジンの回転数をなるべくあげないように、
足首の力を抜きアクセルはふんわり
なでるように踏む、
というより足裏をそっと乗せる。

そうしてちょろちょろと走り出して、
慣性の力でススーと動き出すようにする。

そんな運転の仕方が
エコのトレンドなんだそうです。

思えば、最近の小説とかは、
そのエコ方式とは真逆な展開が
多いような気がします。

スタートからゴーゴーゴーで、
お話がぐんぐん加速して、
ローギアで1万回転くらいひっぱる。
燃料はたくさん使う気がしますが、
まあ、そういうほうが楽しいです。

で、この『砕かれた街(下)』。

エコドライブな感じでした。
上巻はふんわりアクセルで、
下巻に入ってゆっくり加速。




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2021年11月9日火曜日

『泥棒は抽象画を描く』(ローレンス・ブロック)読みました。


編集とか出版の仕事をしているって話すと、
ときどき「それじゃあ、幅広い分野の
いろんな物事をたくさん知ってるよね」
って言われるときがあります。

もちろん、
普段のぼくを知っている友だちなんかからは、
絶対にそんな発言は出てこないのですが、
仕事とかで知り合ってつき合いの浅い人は、
出会って間もない一瞬だけ、
そういう一般論的なくくりの
知的グループの一員に入れてくれるようです。

そして、ものの10分ほども根詰めて話すと、
知的グループに入るどころか
補欠にも足がかからず、幼稚園児のほうが、
ぼくよりましなヤツが大勢いると気づく。

確かに同じような仕事をしている仲間には、
「なんでそんなこと知っているの」って
あきれるほどの人がごっそりいます。

ぼくだって、ゼロから勉強して、
パソコンの本とか、社会経済の本とか、
哲学心理学系とか、
生物学とか数学とかエコとか
あれこれやってきてはいるんだから、
それが全部頭の中に残っていれば、
知的グループ1軍の花形選手になれる、
いやルックスからいうと花形じゃなく
伴宙太ぐらいですけど。
(「ばんちゅうた」の漢字がわからず、
  ググったらこんな字だったんだと、ちと驚き)
でもまあ、無理なわけですわ。

で、この『泥棒は抽象画を描く』。

とはいっても、
脳みその中の遠い遠い辺境に
今にも消えかけているけど
かろうじて残っている知識もあるんです。

この小説に出てきた画家のモンドリアンのことも
そんな干からび知識の中にありました。
そのお陰でとっても楽しく読めました。




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2021年11月2日火曜日

『エアー2.0』(榎本憲男)読みました。


日経新聞木曜日の夕刊には
最終面に書評が載っていて、
どの本を読むかの参考にしています。

でも最近、
紙面構成をリニューアルしたようで、
今まであった5点満点の星印評価が
なくなっちゃったんです。

それに加えて、
今まではジャンルの違う3人が
それぞれ3つずつで合計9冊紹介していたのに、
各人1つで計3冊にダウンサイズされてる。

9冊全部に興味を持ったことはこれまでなかったし、
少なくはなったけどその分1冊当たりの解説は増えて、
たぶん評者の負担も減ったのだろうから、
それはまあよしとします。

でも、星の評価は残して欲しかった。

この欄のタイトルは「目利きが選ぶ3冊」で、
選んだ限りはいい本に違いないんだろうけど、
どの書評家が星を何個つけるかによって
自分の好みとの適合具合を判断し、
目安にしていたものなので。

で、この『エアー2.0』。

あ、違います。
書評欄を見て買った本じゃありません。
友だちからのオススメ本なのでした。
好みとの適合は少し難しかったな。




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2021年10月28日木曜日

『海馬を求めて潜水を』(ヒルデ&イルヴァ・オストビー)読みました。


さっき、ネット経由で使う外部のデータ保存サービス
(何と呼ぶのかよくわからず、ググったら
 「オンラインストレージ」っていうらしいです)
にアクセスしたら、どこかに不具合があるらしく、
うまくつながらないので、チトあせりました。

それは無料で使えるやつだから、
絶対になくしたくない大切なデータなんかは
保存しないんですが、ちょっとした資料とか、
もう使わないだろう昔つくった作品なんかは
置いておくんです。

だから例によって、使わないと思うものに限って、
たびたび必要になる。

必要頻度が下がり、もういいかと思って、
そのオンラインなんちゃらにコピーして
自分のパソコンから削除すると
「やっぱ要るわ」ってことになる。

ほんでもって、
「要るわ」ってときに、つながらない。

メールの送受信とか
ブラウザでのエッチサイトの閲覧なんかは
問題なくできるから、
ネットワークに支障があるわけじゃない
と思うんだけど、素人のぼくにはさっぱりわからず、

オンラインなんちゃらの会社サイトにも
不具合報告とかは出ていない。

あきらめて、そのデータなしで何とか用事をこなして、
「あ、そういえば」となにげに思い出し、
アクセスすると問題なくつながるんですわ。
例によって。

で、この『海馬を求めて潜水を』。

ドラマとかに出てくる記憶喪失の話に
「全部忘れてるのに、なぜ言葉は覚えてて話せるんだ?」
と昔から疑問でした。その謎がこの本読んでとけました。
たとえていえば、忘れた記憶は
つながらないオンラインなんちゃらに保存してあって、
「つながらない=記憶喪失」で、
忘れてない話し言葉は
自分のパソコンなりのつながる場所に保管してるから
すぐ使えるってことですね。ということだろう、たぶん。




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2021年10月21日木曜日

『砕かれた街(上)』(ローレンス・ブロック)読みました。


ハードカバーの単行本なんかにはないのに、
ほとんどの文庫本には、
あとがきとか解説とか本文以外の付属が
あるんですよね。なんでだろう。

まあ、大きな本より小さいやつのほうが
重くなくて持っている手が疲れないから好きだし、
それに付属のおまけがついているって
お得感も加わるのだから
決して文句があるわけじゃないけども。
大きな本に付属部分が追加されたら、
余計に重たくなっちゃうし。

そのおまけの文章、確か前にも言いましたが、
本文に入る前に、はじめに読んじゃうんです。

本文の最後のページを閉じたら、
「はい、終わり」にしたいから。
おまけといっても、
目を通さないまま本棚にしまったり、
ブックオフに持っていったりしたら、
かわいそうな気がするので。

好きなモノは最後に食べる、
みたいな感じでしょうか。違うか。

で、この『砕かれた街(上)』。

上巻の読了。解説やらなんやらは、
下巻の後ろについていたので、
ここにはありませんでした。




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2021年10月19日火曜日

『盲目の予言者』(ローレンス・ブロック)読みました。


アマゾンとかの
読者レビューについている★の評価って、
人の心理状態を分析するような人に言わせると、
満点になることも最低になることもないんだと、
どっかで聞きました。
(ここでいうのは、それなりに売れている本で、
 たくさんの人がレビューを書き
 評価している場合です。
 1人が5つ星つけて、他の評価はなく
 それだけだったら、満点は当たり前なので)

評価欄に5つ星ばかり並んでいると、
必ずへそ曲がりな人が出てきて、
「自分はそうじゃない」と主張し、
本心とは違う1つ星をつける。
そこまで極端じゃなくても
1つか2つ評価を下げちゃう。

その逆も同じで、
1つ星ばっかりの酷評だと
「みんなわかってねーな」みたいな
あまのじゃくの人がたくさん星をつけたりする。

ぼくはそういうトコで評価した経験はないけど、
へそ曲がりな性格は自覚しているので、
やっぱりみんなと違う点数を
(自分の本音と少し食い違っていても)
つけるだろうなと思ったり、思わなかったり。

で、この『盲目の予言者』。

うん、これは3つ星だなと思いきや、
アマゾンにあった1つ星を見たら、
「そんなはずない4つ星だ」となりました。




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2021年10月14日木曜日

『時間は存在しない』(カルロ・ロヴェッリ)読みました。


数人の仲間で寄稿し合って
雑誌みたいに1つにまとめて
これまた仲間うちで回し読みする
いわゆる、まあ同人誌みたいなものに
もう30年ほど参加させてもらっています。

ぼくという人間らしき生き物が
57年続いているのも驚きですが、
仲間うちの媒体がそんなにも長期間、
継続発行されてるのは、
単なる驚きだけじゃなく、畏敬すら感じます。

でもね。
ぼくには、あのことわざ「継続は力なり」を、
はっきり感じられるときがないんです。

ぼくにとって30年ほどは
「継続」にならないんでしょうか。
そんなこといったら57年もの期間、
人間らしき生き物を続けている「継続」は、
いったいどんな「力なり」に
なってくれているのか皆目わかりません。

いやいや、ちょっと待って…。
そういえば、仕事とかブログとか、
何らかの文章をつくっているときに、
「この言い回し、初めて使った」
と思えるときがあるな。
それって、もしかしたら、
30年の寄稿修業のお陰かなのかも。

で、この『時間は存在しない』。

あと10回くらい読み返さないと、
ぼくには理解できないことが1回読んでわかりました。
これもどっかで「力なり」に
なってくれることを願っています。




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2021年10月12日火曜日

『快盗タナーは眠らない』(ローレンス・ブロック)読みました。


本や雑誌、新聞なんかの記事を
仕事でつくるとき、参考にするのは、
それなりに信用がおけるトコが
出している情報です。

国の機関が出している報道発表とか白書とか。

特に数字や固有名詞なんかの
正しいものと間違いとが
はっきり区別できるものは、
決して個人のブログなんかから
引用したりはしません。

だってこのブログを情報源に、
一般向けの記事つくったら
間違いだらけは目に見えてるし、
自分が信用できないんだから、
ほかの人が個人でやっていることも
信じちゃいけない。

だから
ウィキペディアに載っている内容も使いません。

個人的な疑問を解消するため
ちょこっとのぞいたりはしますけどね。

まずは官公庁のサイトで探して、
並行して辞書のサイトも検索する。

よくお世話になっているのが
「コトバンク」ってサイトです。
それなりに権威ある出版社の辞書を引けるから。

とはいえ、そこにも
間違い見つけちゃったんですよね、今回。

で、この『快盗タナーは眠らない』。

「コトバンク」内「デジタル大辞泉プラス」では、
『怪盗タナーは眠らない』となってました。
「怪盗」じゃなく「快盗」なんですけど……。
すべてを丸飲みで信用してはダメってことかな。




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2021年10月7日木曜日

『聖なる酒場の挽歌』(ローレンス・ブロック)読みました。


人と人とのコミュニケーションについて
誰かがこんなこと言ってました。
(例によって誰の発言かは覚えてません)

「人間に社会性は必須なので、
 他人と触れ合う機会がなくなると、
 死んじゃうんです」

コロナでいろんなこと自粛しなさいと
要請されてるけど、それが行き過ぎると、
別のところでひどい問題が出てくるよ
という意見の中の一部だったと思います。

それはまあわかることはわかるんですけど、
どこかに「本当かなあ?」と
疑問がわいてくる脳みその1区画が、
ぼくの頭の中にあるんです。

誰一人いなくなった、
まったくぼく一人だけの世界で
暮らしてみたいと考えたりするときがあるから。

寂しいでしょうね、そんなとこ。
もしそんな世界に本当に放り込まれたら、
誰だが覚えてない人が言ったように、
頭がおかしくなって
すぐに死んじゃうかもしれない。

でも、しぶとく生き残って
のほほんと過ごしているかもしれない。

一人で山にこもって修業するお坊さんは、
幽霊でもいいから出てきて
話し相手になってほしいって
気持ちになると聞いたけど、
幽霊は怖いし。
それならのほほんってしてるほうが
いいかもしれないし。

で、この『聖なる酒場の挽歌』。

一人暮らしの探偵は、
友だちと散々飲んだあと、家に帰るけど、
やっぱり帰るのがいやで、
行きつけの店に足を向ける。
寂しいんですよね。
それもわかるから、困っちゃうんです。




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2021年10月5日火曜日

『ヒトコブラクダ層ぜっと(下)』(万城目学)読みました。


マラソンをしている友だちは、
走っている途中で
常にペースを考えていると言ってました。

でも毎朝6キロの道のりを
走って会社に行くぼくは、
ペースのことなど考える余裕はありません。

へろへろの足どりで、
「よし4分の1まで来た」
「あ、あと半分」
「もうちょい、3分の2は過ぎた」
「あと1キロもない」
「ゴール見えた、もうちょい」と、
走り終えることしか頭にありません。

始めはのろのろペースで体力を温存し、
徐々にスピードを上げて
走り切るのがいいんでしょうが、
もう十年もランニング通勤しているのに、
のろのろとアップペースの
区別ができないんです。

のろのろ走っているつもりでも、きつくて、
速度上げれば、さらにきつい。

ひょっとしてある程度継続すれば、
友だちのいうように
ペース管理もできるようになるかと
思っていたんですが、
十年でもまだ足りないようです。
とはいえ、最後の10メートルだけは、
力を振り絞ってダッシュしてるんですけどね。

で、この『ヒトコブラクダ層ぜっと(下)』。

上巻は猛ダッシュの疾走感で5つ星をつけました。
その分、スタミナが続かなくなった
ような気がする下巻は星1つ減っちゃいました。
もしペース配分が逆に感じていたら、
たぶん上下巻ともに星5つだったと思います。




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