シリーズ本の中の1冊をつくったときのこと。
どれが一番売れるかな、なんて、
競馬の予想みたいなことをしました。
それぞれの中身をざっくり読んで、
「完成度からすると、一番はAかな、次はB……やっぱ、
Cはちょっと雑につくりすぎているから売れないだろう」。
んで、ぼくのつくったのはBです。
一番売れるなんて、おこがましいことは言いません。
でも本心は当然一番と思ってたんですけどね。
そして発売。
フタを空けてみると、Cが断トツの売れ行きでした。
図版の位置が間違っていたり、誤植があったり、
すんなり意味の通らない文章が
あったりした「C」だったんです。
なんでだろうって考えました。
行き着いた答えは、タイトルでした。
ターゲットにした読者層に一番響く本の題名が、
「C」だったんです。
(それぞれがどんなタイトルだったかは、
いろいろと支障があるので、内緒)
んで、
『9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方』。
とっても売れているみたいです。
この本のタイトルっていいです。うまい。
売れる本って、こういう本なんですね。
9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方
posted with amazlet at 11.12.01
福島 文二郎
中経出版
売り上げランキング: 211
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