2019年12月26日木曜日

『白銀の墟 玄の月(1)十二国記』(小野不由美)読みました。


一度試してみたい本の読み方があります。
作者名を隠して1冊を通読し、
その著者を当てること。

(書いてて思いついたんだけど、
 タイトル隠して読み終えたあと、
 自分で好きな題名をつける
 ってもの面白そう)

今まで読んだことのある作家の
未読作品限定にして、
頭の中にある
既読の文体と比べて推理する。

文章だけ物語だけ、
その中身だけを見て、
誰が書いたか当てるんです。

この目隠し読書ゲームへの挑戦、
ときどき思い出すんだけど、
なかなかやれません。

誰かに頼めば
作者名をマスキングした本を
用意してくれるかもしれないけど、
そんなこと人に頼むのはめんどいし、

自分でやろうと思っても、
著者名を見ないで
買う(or 借りる)方法もわからない。

もしゲームができたら、
全問正解できるのは
池波正太郎作品だと思います。

池波さんの本なら最後まで読まなくても、
任意に開いたそのページだけ見れば
判断できそう。

あとは誰かな……。
あ、ピンポイントの著者名じゃなく、
その作家の性別を当てるってもの面白いかも。

で、この『白銀の墟 玄の月(1)十二国記』。

この本で、目隠し読書ゲームをして
作者の性別を当てようとしたなら、
きっとぼくは「男性」って答えるでしょう。





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2019年12月24日火曜日

『ナポレオン(2)野望篇』(佐藤賢一)


とあるドラマを見ていて、
その番組を企画した制作者側と、
台本執筆を依頼された
シナリオライターの会話が
頭に浮かんできました。

なんの根拠もなく想像した
彼らのやりとりは以下の通り。

(制作者側:P、脚本家:W)
P「日本で最初にオリンピックに
  参加したマラソン選手の話だからね、
  よろしくね」
W「……はい。
  でもぉ……いろいろ膨らませて、
  その関係者なんかも無理矢理に
  引っ張り出して、なんとか見繕ったとしても、
  週1で1年分引っ張るのは、
  かなり厳しいな」
P「そりゃみんなわかってるんだけどね。
  企画が通っちゃったんだから
  しょーがないじゃん、Wちゃん」
W「いやいや、やっぱ半年分が限
  界じゃないですか」
P「そんなこといわないでさ。
  あ、そうだ、マラソン選手は半年分にして、
  残りの半年は別の人にしようか、
  2部構成ってことで」
W「それなら、資料調べている中で
  面白い人物いましたよ」
P「だれ?」
W「64年のオリンピックを東京に招致した
  組織委員会とかの人ですよ」
P「ほー、それでやってみよう」

で、この『ナポレオン(2)野望篇』。

ヨーロッパをひっくり返して
まとめ上げたりなんだりした人だから、
ネタはそれなりに豊富ですね。
これなら1人の人物だけで、
1年間は引っ張れるでしょう。
あと1巻残っているし。





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2019年12月19日木曜日

『環境再興史』(石弘之)読みました。


何年か前に
「人間は何も食べないでも生きていける」
って内容の本が話題になりました(たぶん)。

タイトルも忘れてるし、
もちろん読んでもいないので、
曖昧な印象でしかないのですが、

「それりゃ、どう考えても無理だろう」
と感じたのだけは覚えています。

心臓を動かすにはエネルギーがいるだろうし、
身体の中にある水分は蒸発していくだろうし、
細胞って分裂して新しいモノに
置き換わっていくと聞いたけど、
その材料なんかも外から仕入れないといけないし。

ということで、
生きていくには、自分以外のモノを食べて、
エネルギーやら身体の材料やらを
補給する作業が必要です。

それだけじゃなく、
眠って疲れをとらなきゃいけないし、
歯を磨いて虫歯を予防しないと駄目で、
お風呂に入って清潔にしとかないと
嫌われちゃう。

なんやかやと面倒を見てあげないと、
やっていけないモノなんですね。

で、この『環境再興史』。

人間だけじゃなく、
それを取り巻いている環境ってやつも、
なんやかんやと面倒見ないと
いけないものだと痛感しました。





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2019年12月17日火曜日

『地獄めぐり』(加須屋誠)読みました。


フェイスブックのタイムラインでは、
誰かの誕生日になると
「おめでとう」「ありがとう」
の投稿が並びます。

「ハッピーバースディ」って言葉も
たくさん出てくる。

そしてぼくはその文字を見ると、
なぜか、さだまさしさんの曲
「HAPPY BIRTHDAY」が
頭の中に流れます。

「昨日までの君は死にました〜」ってヤツ。

結構マイナーだと思うので
知らない人のほうが多いかもしれません。

なぜかあの定番の
「ハッピバ〜スデ〜ツ〜ユ〜♪」じゃなく、
さださんなんです。不思議です。

あと、もう一つ。
いつも行くスポーツジムのロッカーは、
そのつど4桁の暗証番号を
設定して使います。

「ピッ、ピッ、ピ、ピ」と数字を押し、
最後に「入力」ボタンを「ピッ」とする。

その音のつながりが
「パッパッパヤッパ」という
金井克子さん曲「他人の関係」
のリズムに聞こえてしまうんです。

そうすると、
ロッカーから2つ下の階の
プールに行くまでの間はずっと
「会うときにはいつでも〜」
という少しハスキーな声が頭の中に響き、
それに合わせて階段を
ぴょんぴょんしています。

ほかにも、
トンボを見かけると長渕剛さん、
卒業式って文字なら青春時代、
奮闘努力の四字熟語だと寅さんなどなど、
脳内BGMのスイッチを入れるものは
いっぱいあります。

で、この『地獄めぐり』。

この本のタイトルも、
頭の中にあるレコードに、
針を落とす起点になりました。

まったくベタですけど、
山本コータローさんの『岬めぐり』。

いずれにしても
選曲が全部古いのは仕方ないです。
それだけ地獄に近いお年頃だってことで。





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2019年12月12日木曜日

『営繕かるかや怪異譚 その弐』(小野不由美)読みました。


中学生、いや高校生くらいまでかな。
二段ベッドの上の階に寝ていました。
(下は弟が使っていた)

寝床から天井までは1メートルくらい。
上体を起こしたとき頭との間に
少しだけ余裕がある程度です。

そこで上を向いて寝ると、
見えるのは天井に張られた化粧板です。

白の平面にポツポツと凹んだ穴が
開いているような模様。

虫食い穴みたいで、
規則的に並んでいるんじゃなく、
ごま粒状のポチッとした丸が
点々とまだらにあって、

そのごま粒が連結して
イモ虫状になったモノや、
ペンキを塗ったとき
毛がついてしまい乾いてから
それを取ったときの跡みたいなモノ
なんかもまぶされているヤツです。

それ何ていうのか調べてみたら
「トラバーチン模様」
という名前だそうです。

なんでも大理石に似せてつくった
デザインだとか。
ぼくはどちらかというと、
コンクリート打ちっぱなしの
壁みたいな気がするけど。

まあ、とにかく仰向けに寝ると、
そのトラーバチン模様で
視界がいっぱいになるんです。

ほんでその模様、
雲だったり、シュウマイだったり、
人の顔だったり、
その日その日で、
違うモノに見えてくるんです。
あのロールシャッハテストみたいに。

で、この『営繕かるかや怪異譚 その弐』。

もう50歳も過ぎているのに、
そんな中坊時代の
少し異世界に触れたような日常を
思い出しました。





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2019年12月10日火曜日

『精神科は今日も、やりたい放題』(内海聡)読みました。


人の手でつくり出したモノは、
自然にできていった
既存のモノに対して、
何かしら悪さをするって宿命が
あるのかもしれません。

例えば、フロンは、
それまで冷蔵庫なんかで使っていた
冷媒のアンモニアに代わる物質として
つくられたらしいけど、それが、
地球の周りにあるオゾン層とやらを
壊しちゃうみたい。

毒性のあるアンモニアじゃなく、
無毒・無臭で燃えないフロンが
できたときは、みんなが
「こりゃいいぞ」と、
つくりまくり使いまくったらしいけど、

あにはからんや、
地球規模の問題を抱えていた。

例えばプラスチックは、
木材や金属なんかより扱いやすく
加工しやすくて、
人類最大の発明なんていう人もいる。

電子部品の基板から
コンビニのレジ袋まで
今や1日たりとも
プラスチックに触れない生活を
することはできない感じ。

でも、なんだか海に
そのゴミがうじゃうじゃあふれて
いるようで…。

例えば、特定の症状に効くからと、
成分を抽出してかためてつくった薬は、
その特定症状に効くけれど、
ほかの正常なあちこちにも効いてしまい、
つまりは副作用に悩まされる。

フロンにプラにクスリに
あれやこれ全部……。
宿命なんでしょうか。

で、この『精神科は今日も、やりたい放題』。

怒っているなこの本。
そこがチト怖いけど、
精神科ってのも人の手で
つくり出されたモノなんだろうな、
と思いました。





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2019年12月5日木曜日

『プラネタリウムの外側』(早瀬耕)読みました。


十年ほど前になるでしょうか。
仕事で挨拶に行った会社で、
いろんな部署を回りながら、
そこにいる人たちを紹介されたんです。

「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
みたいな簡単なやり取りを
しながら名刺交換をしました。

その名刺の中の一枚に
見覚えのある名前があったんです。

昔好きで読んでいた小説家。

でも作家デビュー後
3冊ほど発表されたのち、
もう20年以上新しい作品を
出していない人。

「あのー……
 菊池規悦(仮名)さんって、
 ひょっとして『電卓エクセル(仮)』の、
 あの菊池(くどいようですが仮名)さんですか?」

彼は、少し困ったような顔をして
「はい。いやでも、もう…」と言いかけた。

と思ったら、
ちょうど机の前にあった電話が鳴り、
こちらを気づかう素振りを見せて
彼は受話器を取りました。

通話は長引きそうで、
そのまま待つのも悪いからと、
ぼくらは次の部署へ移動です。

そもそも挨拶に回ったのは
一応の顔見せ程度で、ぼくの仕事には
それほど関係のない部署ばかり。

その後は、
忙しくなって彼のことも忘れてしまい。
十年ほどになるでしょうか。

で、この『プラネタリウムの外側』。

ウィキペディアによると
作者の早瀬さんはデビュー後約20年
沈黙していたようです。
菊池(仮名)さんも、
そろそろ沈黙破ってほしいな。





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2019年12月3日火曜日

『ナポレオン(1)台頭篇』(佐藤賢一)読みました。


小説をつくるとき、
視点がぶれないようにするのが
大切とよく聞きます。

それまで描いていた人物の主観から、
ほかの人に切り替えるときには、
1行空けて、区切りをわかるようにする。

そうしてたくさんの視点から
物語をつくっていくと、
それぞれの登場人物から出てくる
ダシみたいなものが混ざり合って、
とっても美味しく深い作品に仕上がる
……みたいなことが、
どっかの小説作法のような本に
書いてあった気がします。

とはいえそれだと、
最初から最後まで
ずっと一人称で通している作品は、
視点複数の主観まぜこぜモノよりは、
濃厚な味わいがないことになる。

それでも、あえて一人称にして、
まぜモノに負けないくらいの
濃厚深奥でクールなお話しを
つくっちゃえる人がいる。
たしか、村上春樹さんなんかは、
ほとんど一人称だったような…。

で、この『ナポレオン 1 台頭篇』。

一人称ではありません。
でも、視点はほぼ主人公一人。
それでもここまで引っ張れるんだな。
続くあと2巻、引っ張られます。






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2019年11月28日木曜日

『なめらかな世界と、その敵』(伴名練)読みました。


一年を締めくくるのは、まだ少し早いけど、2019年のこれまでに読んだ本は、

『熱帯』(森見登美彦)/『フーガはユーガ』(伊坂幸太郎)/『四人組がいた。』(高村薫)/『熊と踊れ(下)』(アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ)/『童の神』(今村翔吾)/『RANK』(真藤順丈)/『そして夜は甦る』(原尞)/『土 地球最後のナゾ』(藤井一至)/『ゲームの王国(上)』(小川哲)/『ミスター・メルセデス(上)』(スティーヴン・キング)/『ゲームの王国(下)』(小川哲)/『ナバロンの要塞』(アリステア・マクリーン)/『夏の戻り船 くらまし屋稼業』(今村翔吾)/『ミスター・メルセデス(下)』(スティーヴン・キング)/『公正的戦闘規範』(藤井太洋)/『ひゃっか』(今村翔吾)/『人体はこうしてつくられる』(ジェイミー・A・デイヴィス)/『この本は環境法の入門書のフリをしています』(西尾哲茂)/『伯爵夫人』(蓮実重彦)/『ザ・スタンド(Ⅰ)』(スティーヴン・キング)/『理科系の作文技術』(木下是雄)/『ザ・スタンド(Ⅱ)』(スティーヴン・キング)/『私が殺した少女』(原尞)/『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』(ルイス・ダートネル)/『森見登美彦リクエスト! 美女と竹林のアンソロジー』(森見登美彦ほか)/『てらこや青義堂 師匠、走る』(今村翔吾)/『ザ・スタンド(Ⅲ)』(スティーヴン・キング)/『東京の子』(藤井太洋)/『小説「映画ドラえもん のび太の月面探査記」』(辻村深月)/『ロビンソン・クルーソー』(デフォー)/『交流のしくみ』(森本雅之)/『ザ・スタンド(Ⅳ)』(スティーヴン・キング)/『カッコーの歌』(フランシス・ハーディング)/『ウイルスの意味論』(山内一也)/『今昔百鬼拾遺 鬼』(京極夏彦)/『ダンジョンクライシス日本』(緋色優希)/『シーソーモンスター』(伊坂幸太郎)/『シンドローム』(佐藤哲也)/『クジラのおなかからプラスチック』(保阪直紀)/『ザ・スタンド(Ⅴ)』(スティーヴン・キング)/『心霊電流』(スティーヴン・キング)/『手のひらの京』(綿矢りさ)/『心霊電流(下)』(スティーヴン・キング)/『蜜蜂と遠雷(上)』(恩田陸)/『へろへろ』(鹿子裕文)/『善く死ぬための身体論』(内田樹/成瀬雅春)/『今昔百鬼拾遺 河童』(京極夏彦)/『ノースライト』(横山秀夫)/『同潤会代官山アパートメント』(三上延)/『日日是日本語』(今野真二)/『蜜蜂と遠雷(下)』(恩田陸)/『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(大島真寿美)/『今昔百鬼拾遺 天狗』(京極夏彦)/『夢見る帝国図書館』(中島京子)/『宇宙と宇宙をつなぐ数学』(加藤文元)/『未必のマクベス』(早瀬耕)/『たましいの場所』(早川義夫)/『風邪の効用』(野口晴哉)/『双風神 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾)/『ルポ 人は科学が苦手』(三井誠)/『雲霧仁左衛門 前編』(池波正太郎)/『あむんぜん』(平山夢明)/『最後の秘境 東京藝大』(二宮敦人)/『手塚マンガでエコロジー入門』(手塚治虫)/『談志狂時代』(立川談幸)/『生き物の死にざま』(稲垣栄洋)/『クジラアタマの王様』(伊坂幸太郎)/『神獣の都』(小林泰三)/『談志の忘れもの』(立川談幸)/『雲霧仁左衛門 後編』(池波正太郎)/『八本目の槍』(今村翔吾)/『グリフォンズ・ガーデン』(早瀬耕)/『ぱくりぱくられし』(木皿泉)/『お騒がせロボット営業部!』(辻堂ゆめ)/『冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業』(今村翔吾)/『恋文の技術』(森見登美彦)/『ねじまき少女(上)』(パオロ・バチガルビ)/『マンハッタン・ビーチ』(ジェニファー・イーガン)/『深泥丘奇談・続々』(綾辻行人)/『今昔続百鬼 雲』(京極夏彦)/『ねじまき少女(下)』(パオロ・バチガルビ)/『ヒトラーの正体』(舛添要一)/『秋暮の五人 くらまし屋稼業』(今村翔吾)

の83冊と、この『なめらかな世界と、その敵』(伴名練)。

その中で、1冊だけ選びなさいと言われたら、池波さんとか、早瀬さんとか、恩田さんなんかも捨てがたいんだけど、読み終えたばかりの今の熱さも手伝って、この84冊目になります。





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2019年11月26日火曜日

『秋暮の五人』(今村翔吾)読みました。


片道6キロのランニング通勤も、
常にヘロヘロ状態ながら9年目。

走り始めたのがちょうど
あの地震のちょっと前だったので、
テレビやらなんやらが、
節目の時をその度ごとに
数えてくれます。

とはいえ、
9年間走り続けても、
体力的に向上した実感は
まるでありません。

ランニング通勤開始後、
最初の2〜3週間は、
「もう死んじゃう」
と思えるほどキツかったけれど、

それを過ぎても、
「もう死んじゃう」
と思わなくなっただけで、
キツさは変わらず、
今もキツさは同じです。

そして、そのキツさが、
コースの途中で強くなったり
弱くなったりする波の形も
ほとんど変わりません。

パッと思い浮かぶのは、
残り1キロ地点で、
(5キロ走ったくらいのトコ)
一旦キツさが和らぐ時間があること。

ほんの2〜3分、
100メートルもない距離ですが、
「あ、ちょい楽になった」と、
魔がさす瞬間があるんです。

そう、あれは「魔」です。

ずっとキツければ、
きっと9年も続けていないのに、
あの魔があるから、
なぜかしら今日も走っちゃう。

もしかしたら今日は、
キツさはゼロで、
オール魔かも、
なんて期待して走っちゃうんです。

で、この『秋暮の五人 くらまし屋稼業』。

シリーズものなのに
この本を抜かして先を読んじゃいました。
それでも問題はないけど、
やっぱ順番は大切ですね。
魔は、それまでの5キロのキツさがないと
出て来ないものです。





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2019年11月21日木曜日

『ヒトラーの正体』(舛添要一)読みました。


いつだったか、なんかの集まりで
ビンゴゲームをしました。

そのときぼくは、
ガラガラ回して落ちてきた球を拾い上げ、
そこに書かれている番号を読み上げる役。

「はーい出ました32番!
 リーチの人はいる?
 まだ誰もいないの?
 そんじゃ次いくよー!」

なんていいながら、
ガラガラの取っ手を
もったいぶって回していました。

ぼくが番号を読み上げていく姿を、
そこにいるみんなが
固唾を呑んで見ている。

大きな声で番号を告げると、
当たった人もハズレた人も、
普段は見せない熱狂ぶりで反応してくれる。

「あっ、リーチ! リーチ!」
「おしいー! それじゃねーよ、
 なんだよキクチィー!」

そんなのをしばらくやってると、

どうしたことでしょう。

ぼくの中に隠れていた多幸感カプセルが
ポンッとはじけたようで、
とっても気持ちよく
なってきちゃったんです。

それって多分、
ライブで観客を乗せまくって
一体感を感じているロッカーの人とかが
感じるものと同じなんだろうな。

で、この『ヒトラーの正体』。

ミステリー仕立てみたいになっていて
エンタメしている本だと勘違いして
読んじゃいました。
……ぜんぜん、そうじゃなかった。

とはいえ、あのドイツのヒゲの人も、
ビンゴゲームの読み上げ係的な高揚感を
味わっていたんだろうと
想像したりしたぞなもし。





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2019年11月12日火曜日

『マンハッタンビーチ』(ジェニファー・イーガン)読みました。


どっかの偉人さんの薫陶か、
仕事の参考文献で使った
自己啓発本の中にあった教示の言葉か、
どっから仕入れたかは
定かではないんですが、

物事を選択するとき、
その「どっかの誰かの教え」を
思い浮かべたりします。

教えはこうです。
「簡単にできるものではなく、
 より難しいほうを選びなさい」。

簡単なほうは、
今まで何かしら同じような経験を
していたからスムーズに
こなせるものなんでしょう。

そんで難しいほうは、
これまでとは違う慣れていないものに
挑戦する場面だと思います。

つまりは、
以前にやったのと似たような事柄じゃなく、
新しい経験を積んだほうが、
人生は面白く過ごせるよ
ってお導きなんでしょうね。

先日、この教えを忘れて、
ついつい楽なほうを
選んでしまうことがありました。

楽なほうを選ぶと、
すいすいと事が運び、
気持ちいいもんです。

でも、難しいほうを選ぶと
そうはいかない。
ふーふー息を切らしながら、
やっとできたと思っても、
1ミリほどしか進まない。

「どっかの誰かさん、
 人生を面白く過ごすには、
 楽なほうを選んだほうが、
 いいかもしれませんよ」
なんてつぶやいていました。

で、この『マンハッタン・ビーチ』。

あれ?
またまた本の内容にかすりもしない
関係ない話を書いてしまいました。

今回は関係ないこと書くほうが、
簡単にできる選択だったようです。





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2019年11月8日金曜日

『ねじまき少女(上)』(パオロ・バチガルビ)読みました。


書いたモノを準備していたのに、
そのことをすっかり忘れ、
上巻の前に、下巻の分を
アップしちゃいました。
順番違いですが、ごめんなさい。
ってことで、以下(↓)上巻の分。

***********

ちょっと前に読んだ木皿泉さんの
『ぱくりぱくられし』の中に、
SFについての分析が書かれていました。

これまでジュール・ヴェルヌ以来、
いや聖書や日本書紀以来、
もっといえば、
伝承される昔話や民話が
つくられるようになって以来、

SFのジャンルにくくられるお話は、
そのほとんどが、
力を持ちすぎた人間を嘆く筋立てに
なっているっていうんです。

(記憶で書いているので、
 木皿さんの意見そそままじゃないかもです。
 すみません。
 ちゃんと確認すればいいんですよね。
 でも、その本、家に置いてきちゃったので、
 手元にないんです。なので、ご勘弁)

力を持ちすぎたっていうのは
比喩的な言い方で、
具体的には技術が進歩して
何でもかんでも便利になっちゃうってこと。

ドラえもんのいる
あらゆる道具が揃っている
未来みたいなトコです。

〈どこでもドア〉があったら、
瞬間移動ができて便利だけど、
苦労してたどり着く喜びが
なくなっちゃうとか。

〈タイムマシーン〉で過去を変えたら、
時空に歪みができちゃうとか。

やっぱり、不便なままがいいのかも。
そんなに力を持たずに暮らす方が幸せかも。
っていうお話が、
SF分野の大半を占めているらしいです。

で、この『ねじまき少女(上)』。

SFです。
舞台はやはり、便利を追求した先の未来でした。





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2019年11月6日水曜日

『ねじまき少女(下)』(パオロ・バチガルビ)読みました。


ランニング通勤を始めてから
もうすぐ丸9年になります。

今、使っている靴はたぶん3代目。
(もしかしたら、忘れているのが
 あるのかもしれないので4か5かも。
 でも公称の数字は3にしときます)

最初の靴は、
ランニングを始める前から
ずーっと履いていて
(おそらく5年とか6年とか)
走らなかった頃は
まったく壊れなかったんだけど、
やっぱ負荷がかかるんでしょうね。

ラン通勤開始から、
1年もたたないで
底が剥がれてきちゃいました。

それで仕方ないので、
プロ仕様みたいな軽くて
(足の甲を覆う部分というか、
 底以外の全体がメッシュなんです。
 だから軽いんだけど、
 冬の走らないときに履いていると、
 風がビュービュー吹き抜けて、極寒です)
底が薄く、素足に地面の感じが
直接伝わってくるようなヤツに替えました。

それを数年履いて、
今度はメッシュが破れてきたので、
今のヤツ。

これは、選ぶのが面倒になったので、
ごく普通の運動靴です。

その3代目がそろそろ危なそうなんです。
小さく穴とか開いてきて。
次はどんなのにしようかな。

で、この『ねじまき少女(下)

ぎゃ、また関係無いことだけで埋めちゃった。
感想は別の機会に。





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2019年10月31日木曜日

『今昔続百鬼 雲』(京極夏彦)読みました。


通勤には
リュックサックを使っています。

本を入れる場所は、
上部のチャックがついた
フタみたいな場所。
小物を放り込んでおけるトコです。

このリュックを使い始めた頃は、
そこに本を入れておくと、
ランニング通勤していることもあり、
揺れが激しいのか、
すぐボロボロになっちゃいました。

なので、しばらく使ううち、
入れ方を変えてみたんです。

それまではチャックを開けたとき、
背表紙が見えるように、
開く方(小口)を下にしてた。
それを逆さまにした。

つまり背表紙を奥に突っ込む形です。

したら、あらまあ。
ボロボロ率が
驚くほど減ったじゃありませんか。

以降、ずっとその方法で携帯してます。

ただし、
読み終えるのに何日もかかるような
分厚い本はダメです。
何日も揺れの中で
過ごさせるものじゃないんですよね、
本って。

で、この『今昔続百鬼 雲』。

ぶ厚い本でした。たしか700ページ超。
でもなぜか、
ほかの本よりはボロボロ率は少なかった。
面白かったからでしょうか。





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