2019年10月1日火曜日

『八本目の槍』(今村翔吾)読みました。


仕事で雑誌や新聞などの原稿を
書いているせいなんでしょうか。

ひとまとまりの文章の中では、
まず結論を言って、そのあとで、
結論に至る背景とか、
そこから広がる影響とかに
つなげていくって感じの構成に
いつの間にかなっています。

(今書いている感想文もどきの文章は、
 その反動みたいなモンで、
 なんでもいいから普段とは違う
 書き方をしたいと、なるべく素の自分を
 出しておちゃらけてる。
 だから、結論が先に出てくるどころか、
 どこにも見当たらなくなります)

時間のない読者に向けて、
ススッと情報を伝えるためには、
そんな書き方がよいのであると、
誰かに教えられたような気がします。
誰だか忘れたけど。

いや、そもそも教えられたんじゃなく、
文章読本とか記事作成ノウハウとかの本に
載っていたことかもしれない。

ほんで、
そんなふうな書き方に慣れてしまうと、
〈続きは次週のお楽しみ〉みたいな
やり方をされると、
「うわーやだー、早くおせーて」
と頭を掻きむしりたくなっちゃうんです。

で、この『八本目の槍』。

確か去年『童の神』が直木賞候補になり
受賞には至らなかったけど、
これならいけるんじゃないと思いました。
何度も頭掻きむしりたくなったのが、
悔しいけど。





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2019年9月27日金曜日

『雲霧仁左衛門(後編)』(池波正太郎)読みました。


「サスペンス」を辞書で引いたら、
類語として「スリル」って言葉も載っていて、
そういやその2つってどう違うんだろうと、
辞書のその先を読んでみました。

特段面白いワケじゃないけど、
紙面も埋まるので引用します。

2つの言葉をくくっている説明文は
「楽しみとして味わえる、恐怖感や緊張感、不安感」。

そのあとに
「使い分け」ってのがあって、そこには

【1】いずれも、通常は不快なものとして認識される、
  恐怖感、緊張感、不安感などの感情を、
  娯楽や読書の際に楽しみとして意図的に味わうもの。
【2】「スリル」は、自分の安全が脅かされるような
  気がする場合に抱く恐怖感や不安感をいう。
【3】「サスペンス」は、特に、小説やドラマなどで、
  話の展開が読者や観客に与える不安感や緊張感をいう。

ほら、こんなに文字がたくさん埋まっちゃいました。

つまりは、
読書の文脈でいうなら、
どちらかというと「サスペンス」のほうが
適切みたいです。

ほんで、
多く作品で描かれるサスペンスは、
正義の味方側がとんでもない危機を
乗り越えるときのドキドキのようです。

そして中にはワル者が経験するハラハラを
楽しませてくれる作品もあります。

で、この『雲霧仁左衛門』。

この本、正義も悪漢も、
両側からのサスペンスを味合わせてくれます。
一粒で二度美味しというか、なんともお得。





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2019年9月25日水曜日

『神獣の都』(小林泰三)読みました。


ネコ(だけじゃなく動物は
みんなそうかもしれないけど)は、
一度危険を感じた場所には
二度と近づかないと聞きました。

人間は、もっと賢くて、
自分自身で危ない経験をしなくても、
そこが危険な場所であると想像したり、
そんな情報を仕入れただけで、
そばには行かなくなります。

君子危うきに近寄らずですね。

もっとも、
虎穴に入らずんば虎子を得ず
とか言いながら、
勇猛果敢にあえて物騒なところに
行っちゃう猛者もいますけど。

そしてぼくの場合、
行動だけを取り出せば、
その勇敢な挑戦者みたいに
見えるかもしれません。

でも、頭の中はたぶん全然違う。

ぼくは「あえて」近づくワケじゃないんです。

知らないで、というか、何も考えないで、
気がついたら近づいていたって感じ。

一度自分で危険を察知した場所であっても、
ネコならばそれを一生忘れないのに、
脳みその中を森羅万象の出来事が
右から左に何も残さず駆け抜けていくぼくは、
前に嫌な思いをしたことも
やはり駆け抜け(つまり忘れて)、
また同じことを繰り返し
「わっ、あぶねっ」なんて
言ったりするんです。

我ながら、
よく半世紀以上も
生きていられるもんだと感心します。

で、この『神獣の都』。

前にも同じ作家さんの作品を読んでました。
そんなん、すっかり忘れてました。





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2019年9月19日木曜日

『クジラアタマの王様』(伊坂幸太郎)読みました。


一般的に風邪は嫌なもので、
流行る時期には、
手洗いやうがいを入念にして、
マスクなんかで「来るな」と防御して、
びくびく過ごします。

ちょっと前までは、ぼくもそうでした。

それがいつぐらいからか、
「実は風邪って、
 そんなに大したモンじゃないのかも」
って思うようになり、

そんな時期に
『風邪の効用』ってな題名の本を見つけ、
読んでみると、
嫌なモノどころか、
健康にいいみたいなことも
書いてあったりして、

「いやいや、風邪をひくのは
 健康じゃないだろう」

と思ったりもするものの、

それでも、きゃーきゃー言うほど
忌み嫌うほどではないとの考えは
深まっていき、今に至っています。

だって、長くても1週間くらい、
ノドがヒリヒリしたり、
鼻がぐずぐずしたり、
コンコンうるさかったりするのを我慢すれば、
もとの調子に戻っていくんだから。
やたら騒ぎになるインフルエンザも
同じかなって。

で、この『クジラアタマの王様』。

とっても面白かったです。
でも一つだけ。
インフルエンザが大したことないと
思うようになる前に読んだら、
もっと面白かったと思います。





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2019年9月12日木曜日

『談志狂時代』(立川談幸)読みました。


出身高校の同窓会で、会報誌をつくったり、
ホームページを更新したりする仕事を
手伝っています。

(「広報委員」というそうです。
 ぼくとしては、手伝うというよりも
 邪魔しているような気もしてるんですが…)

その仕事の中の会報誌づくりで、
インタビュー記事の制作があるんです。

同じ高校を出た卒業生で、
いろんな分野で活躍している人に
インタビューして原稿を書く。

実際には、
ぼくより偉い広報委員長の友だちが
メインで質問をして、文章に起こしたり、
記事を組んだりしてるんですけどね。

ぼくは、その取材現場に
賑やかしのために同席して、
にわかカメラマンとして
パシャパシャ写真を撮りながら、
場が和やかに進むように、
おちゃらけ役をします。

メンインのインタビュアーじゃない
とはいえ、
取材に応じてくれた先輩のことを、
事前に何かしらリサーチして、
ぼんやりとでも
頭に入れておくほうが安心です。

そうでないと、
本当に邪魔しているだけになってしまい、
そのうちお役御免になってしまう。
(そのほうがいいような気もするけど…)

ということで、この『談志狂時代』。

わが都立北園高校の大先輩、立川談幸さんの本。
会報誌の取材でお会いした落語の師匠です。
とってもためになりました。





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2019年9月10日火曜日

『最後の秘境 東京藝大』(二宮敦人)読みました。


学生時代、黒澤明さんの『乱』の撮影に、
エキストラのアルバイトで行きました。

場所は御殿場。
仲代達矢さんが、燃えるお城の中から
出てくるシーンを撮っていました。

黒澤さんはその場面を、
どんより曇天の中で撮りたかったらしく、
何日も天気待ちして、
ぼくらも何度となく、
新宿のスバル前から御殿場まで
ロケバスに乗せられて通いました。

何日かたって、
業を煮やした黒澤さんが、周りのスタッフに
「スモッグで太陽を隠せ」と叫び、
助監督さんをはじめみんなが
発煙筒に火をつけて、ぐるぐる煙を回したり、
両手に抱えて走り回ったりする。
けど、セットで建てたお城以外
何もないような開けた場所の大空を
隠すことはできず……。

と、このあと
「スモッグで曇天ができるわけない。
 よく考えればわかるのに」
と解説を加えることも、

「ひたすら自分の求める絵を
 つくろうとする姿勢は見習うべき」
とレジェンド感を入れることもできる。

そしてぼくは、どちらも記さず、
「こういうことがありました」
だけで終わる文章が好きです。

で、この『最後の秘境 東京藝大』。

「こういう人がいます」だけの内容であれば、
すごく面白いです。





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2019年8月28日水曜日

『あむんぜん』(平山夢明)読みました。


このブログのデザイン、
確認したわけじゃないけど、
もう10年近く同じですね。

色使いとか配置はいじらずに、
書影のリンク先とテキストを
差し替えていくだけ。

いつかリニューアルしなきゃなぁ
などと時々思うけど、
まあ、当分の間ここまでしょう。

デザインもそうだけど、
下の署名欄的なトコもそのまま使うので、
前に書いたものを新規投稿画面に
コピペして、使っています。

ってことは、書き始めるときには、
適当に拾って貼り付けた前のテキストが
ここに残っている。

その上から新しい文字を
ペコペコ打ち込んで、書き換えた結果が
この文章です。

そんで今、消しつつあるのは、
前に書いた『宇宙と宇宙をつなぐ数学』でした。
足し算とかけ算の関係を
バラバラにしたいのだけれども、
一般的な数学の世界では、それは無理なので、
違う宇宙の数学を考えて、そこでバラバラにする。
……みたいな本でした。
凡庸なぼくには、わけわからん内容でした。

で、この『あむんぜん』。

コピペで拾った前の本の影響が
残っているのでしょうか。
凡庸なぼくには、
とても発想できない内容でした。
おもろいです。





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2019年8月22日木曜日

『雲霧仁左衛門 前編』(池波正太郎)読みました。


まったく同じ内容の文章でも、改行の有り無しに
よって読む速度が変わるのかどうか知りたいです。

いや、是が非でも答えを聞きたい
ワケではないですけどね。
その証拠に自分で検索すらしてないし…。

えーっと、例えば最初の一文を、

 まったく同じ内容の文章でも、
 改行の有り無しによって
 読む速度が変わるのかどうか
 知りたいです。

と、書くのと、
ずらずらと一行に続けるのと、
読んで理解する速度に違いがあるなら、
その微妙な差は
一体どれほどのものなのかってこと。

それ、音読では同じだと思います。
改行は声に出せないだろうから。

なので黙読の場合です。
そんなことを研究した人がいるとは思えず、
結果は出ていないと思いつつ、
ぼくの感覚では、
やはり改行があったほうが
速いんじゃないかと予想してます。

ずらずら書きだと、
目線は必ず移動しなくてはいけないけど、
細切れ書きなら、
1つの視点で全部の文字が目に入ることも
あるだろうからってのが理由。
ちゃうなか。

で、この『雲霧仁左衛門 前編』。

池波さんの相変わらずの細切れ書き。
大好きです。
紙の余白がもったいないように思えるけど、
その軽い後ろめたさからくる
微妙なムズムズ感も好きです。





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2019年8月20日火曜日

『ルポ 人は科学が苦手』(三井誠)読みました。


十年近く前に親父が亡くなって
墓をどうしようかと
家族で相談していたとき、

ぼくはその手の実用書を読んで
「代々末長く管理していくべきものである」
という記述にうなずき、
引き継いでいけない可能性があるなら、
「永代供養の合祀などを検討しましょう」
の文言を真に受けて、
そっち方面のやり方を調べ、
お袋とかにすすめました。

そうして
あれやこれやの話し合いの結果、
結局は永代供養ではなく、
個別の墓をつくるようになったんです。

ぼくの付け焼き刃的な知識は、
「自分たちだけの墓を立て見守っていきたい」
という、たぶんすごく当たり前の感情に、
あっさり却下されてしまいました。

そんで、ぼくもいまは、
こうしておいてよかったなあと、
墓参りで草むしりなどをするたび、
思ってます。

で、この『ルポ 人は科学が苦手』。

「賢い愚か者」っていう
考え方というか、学説というか、
を初めて知りました。
墓の例とは少し違うけど、
勉強するほど愚かになるみたいな…。

本を読むほどバカになる。
そんなフレーズを頭の片隅に置きながら、
これからも本を読んでいこうと思います。





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2019年8月16日金曜日

『双風神 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾)読みました。


作家さんごとに小説をつくる手順は
違うんだろうけど、
少なくとも殺人事件の犯人を
突き止めるようなミステリー作品の場合は、
書き始めるとき作者の頭の中で
犯人はわかっていて、
そこにトリックなり謎解きなりを
盛り込んでいくんだろうと思います。

作家さんに聞いて統計をとったとか、
その手のノウハウ本を読んだとか、
そういう裏づけがあるわけじゃないから、
わらないですけどね、ホントのとこは。

でも、
作者の頭の中で犯人がわかっていないまま、
物語をつくっていったら、
とてもトンチンカンなストーリーに
なってしまうと考えられるので、
やっぱりそうなんでしょう。

ぼくがそんな話をつくるとしても、
やっぱ、最初に犯人を決めると思います。

それを決めた上で、
何も知らない名探偵とかが、
ちっちゃなヒントをほじほじしながら、
読者と一緒に事の真相に迫っていく。
ま、それが通常の作法でしょうね。

とはいえ、
もし書き始めのとき、
作者自身も犯人がわからないで
(というか決めないで)
事件が起きて、
作中のキャラと作者が一緒になって
事件解決を進めていくようなつくり方をして、

それがトンチンカンにならずに
破綻のない話になったとしたら、
それはそれで、
とっても面白いものができるんじゃないかな、
なんて思ったりもします。

で、この『双風神 羽州ぼろ鳶組』。

作家さんの頭の中には、
結末が最初からあるつくり方なんだろうな
と思いました。
途中途中でそれをチラッと見せるじらし方が、
もうほんとジリジリしちゃいました。





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2019年8月14日水曜日

『風邪の効用』(野口晴哉)読みました。


作品のタイトルと中身が違っているのは、
どの程度許されるのでしょうか。

作品じゃないけど、
選挙で選ばれたい人が、
できそうもない約束を掲げて当選し、
政治家になったあとで、
約束を果たせなくても、
まあ許されているじゃないですか。

「国民の誰もが働かないで、
 遊んで暮らせる国をつくりますので、
 よろしくお願いします」
と言ったとして、
そんなのはみんな本気にしないから、
言った時点でウソだとわかっても、
罪にはならない(なるのかな…)。

同じように、
犬の飼い方を書いた本に
『超わかる!パソコンの使い方』って
タイトルをつけて売ったとしたら、

チラッとでも中身を確認したり、
ネットで目次を見たりした人は、
きっと誰も買わないだろうから、
それも罪にならない気がする(なるのかな…)。

タイトルじゃないけど、
少し前、健康にいい食べ物なんかを
紹介するテレビ番組が、
効果がすごく出ているような
やらせの情報を放送していて、
それがばれて、
打ち切りになったことがあったけど、
あれも別に誰かが逮捕されたとかは
言ってなかったような気がするんで、
正確には犯罪にならないような
(なるのかな、なったのかな…)。

で、この『風邪の効用』。

すみません。
この本とは関係ないこと書いちゃいました。
ぼくのやっていることが、
題名と中身が違う行為でした。

ともあれ、この本は題名そのままの内容です。
さらに風邪の治し方まで教えてくれました。





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2019年8月8日木曜日

『たましいの場所』(早川義夫)読みました。


カズオ・イシグロさんの
『忘れられた巨人』に、
おじいさんの戦士が出てきて、
自分の老いを嘆くような場面が
ありました(たしか)。

自分はまだまだ衰えてはおらず、
女性をよろこばせることだって、
若い頃とそれほど変わらず頑張れる。

ちょっと前も、
元気具合を確かめようと思って、
自ら試練を加えてみたけれど、
それ相当のレベルまでは
たどり着くことができた。

そのときには、
たまたま最後までは到達しなかったが、
それはタイミングというか、雰囲気というか、
その場の環境が適合しないだけで、
要因は外部にあり、自身の問題ではない。

今のワシだって、十分いける。

……みたいな内容でした。

いわゆる下ネタになるんでしょうが、
そこにはクスッとさせる
ユーモアが入ってる。
それがいい。
そういうのが好きなんです。

どんなものにも、
笑いがあってほしい。

エロだけでも嫌いじゃないけれど、
顔の筋肉が緩んでくるようなものが
入ってないとちっと物足りなく感じます。

それがたとえ、
学術的な専門書でも、
ハウツーを教える実用書でも。

で、この『たましいの場所』。

下ネタ的なものも、ユーモアもありました。
なので、あえてわがままをいえば、
あと5割増しくらいの笑いがあったらなあ。





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2019年8月6日火曜日

『未必のマクベス』(早瀬耕)読みました。


食べ物の好みは人それぞれで、
とっても尊敬できる人が
「あの店は美味しい」
と言ったからといって、
自分も同じように感じるとは限らない。

(実は、どんなに話を盛ったとしても
 「舌が肥えている」とは
 自称できないんですけどね、ぼくは。
 だから、美味しいか、まずいかの判断は
 ホントのとこ、できないんだけれども…)

その好みが、どうしても合わない
友だちがいるんです。

実名挙げるのも何なので、
とりあえずここでは
粟津くんとしときましょうか。
アワズ君ね。

彼は、食べ物屋さんを回るのが好きで、
アソコがいい、ソコはダメと、
何かある度に教えてくれるんです。

気に入った店は、
何度も繰り返し薦めるもんだから、
こっちも根負けして行ってみる。

すると、ことごとく
ハズレちゃうんです(ぼく的に)。

だらからまあ、最初にいったように、
好みは人それぞれなんですわ。

で、この『未必のマクベス』。

期待していなかったんです。
だって、食べ物じゃないけど、
本の嗜好で、
どうしても合わない友だちが
薦めた本だったから。

だけど今回だけは違いました。
面白かった。
今度は、アワズ君のオススメ店にも
なるべく行くようにしよっと。





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2019年8月1日木曜日

『宇宙と宇宙をつなぐ数学』(加藤文元)読みました。


仕事上どうしても必要という理由で
読む本だとしても、
どこかしら自分なりの興味があって
ページをめくります。

だから、
何のしがらみもなく
「これ面白そう」と選んで読む本は、
どんな分野だとしても
「興味ゼロ」ではありません。

そんなことを考えていたら、
生来のへそ曲がり気質が
むずむずし出してきて、

「次は、これまでの人生で
 まったく興味ゼロだった分野の本を
 読みたい!」

なんて思っちゃいました。

さっそくアマゾンの
「和書ジャンル」の項目を
たどってみると、
どれもこれでも興味ゼロとは言いがたく、
それでもあえてあげるなら、

常識・マナー、資格・検定、
ゲーム攻略本、楽譜、
スポーツ入門書…くらいかな。

で、この『宇宙と宇宙をつなぐ数学』。

ホーキングさんの本とかは面白く
「宇宙」は興味あり、
『博士の愛した数式』以来「数学」もOK。
そんな理由で読んだ本。

でも、そんな安易な選択は、
見事に撃沈でした。





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2019年7月30日火曜日

『夢見る帝国図書館』(中島京子)読みました。


本はなるべくゆっくり読む方がいい。
できれば、作家が執筆にかけたのと
同じ時間を費やして目を通すようにすべきだ
……ってなことを誰かが言っていました。
(たぶん、作家の高橋源一郎さん。
 でも、ちがうかも)

といはえそれは、
スピードだけの問題じゃなく、
作者が悩み抜いた文体のリズムやら、
行間で感じて欲しいあえて省いた表現やら、
作品を取り巻くいろんな思い入れなんかも
理解しながら、
じっくり読み解くようにしましょう
ってことでしょう。

そうだとすると、
ぼくの場合には時間をかけすぎるのが、
逆効果になる恐れがある。

あんまり時間をかけ過ぎちゃうと、
それまで読んでいた内容を
忘れちゃうからです。

主人公が、自分の部屋を
彼女ができたという友だちのデート場所として貸し、
その後、部屋に置き忘れられた女性用コンパクトを
友だちに返したというくだりがあったとして、

その場面を忘れてしまい、

後に続くストーリーの中で、
部屋を貸した主人公が、
たまたま思いを寄せてしまった女性が、
同じコンパクトを使っていた
なんて書かれていても、

前の伏線を忘れてるから素通りしちゃう。

なので、ぼくは
ゆっくりすぎないスピードがよろしいようです。

で、この『夢見る帝国図書館』。

ほぼ1日で読みました。
その速度が最適でした。





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