今読んでいる別の本に、
人間の進化について、
明確な答えの出ていない議論がある、
と書かれていました。
「自分以外のモノを信頼するように
進化してきたのか」
「疑う能力の高い人が生き残ってきたのか」
どっちなのか、って議論。
そりゃもちろん「信頼」だよ
という人の言い分は、
信頼する
↓
集団の団結力が高まり、
狩りでもたくさんの食料が手に入る
↓
団結しない集団は獲物が少ない時期などに
対処できず淘汰されていく
↓
信頼集団が生き残る
↓
信頼の遺伝子が引き継がれるよう進化。
それとは逆に、
「疑り」だよって人は、
信頼する(疑わない)
↓
危険な動物なんかにも気軽に近づいたり、
自分の食べ物を横取りする人の
かっこうの的になる
↓
疑う能力が高い人が生き残る
↓
疑い遺伝子がどんどん進化。
……これはまあ、
どっちがどっちという決めつけじゃなく、
どっちもあるってことでしょうね。
同じ一人の中にも、
他人を信頼する心もあり、
疑う気持ちもある。
どっちの割合が多いか…の違いだな。
で、この『暗闇から世界が変わる』。
これからの人間は、
信頼の遺伝子が優勢になって
進化していくんじゃないかと
思わせてくれました。
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志村 真介
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