2020年10月13日火曜日

『リセット』(北村薫)読みました。


ぼくも一応、
出版・印刷業界の端っこに
いさせてもらっているので、
本はなるべく
新刊で買うようにしています。

誰かの手垢がついた
古本じゃあ嫌だってことじゃなく、
(ボロボロでも文字が
 判読できれば十分と思ってます)
その本をつくった人に
何らかのお返しをしたいから。

古本だと払ったお金は、
出版社にも著者さんにも
いかないですからね。

と、なんだか格好いいこと
言っているようですが本当は、
つくった人にお金が
まわらないという構造が、
まわりまわって
末席にいるぼくにも
影響するかもしれないと
恐れているからなんです。
つまり、ただのびびり。

まあそんなんで、
新刊で手に入れたいんですが、
今は結構、
書店に並んでいる品の
入れ替わりが激しくて、
刊行からまだ何年も
たっていないのに、
売っていなかったりする。

出版社の人も
電子書籍で売れるから、
そんなにバカ売れしない本なら
わざわざ紙に刷るまでもないか
と考えているのかな。

すると、
シリーズ物で1冊目を読んで、
面白いから2冊目と思ったとき、
それが品切れで、
3冊目しかないことも、
よくあるパターンになったりします。

で、この『リセット』。

何回か前にここに書いた
『スキップ』に続くシリーズ3冊目。
そう、2冊目が売ってなかったんです。





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