2020年5月28日木曜日

『妖怪草紙 くずし字入門』(アダム・カバット)読みました。


昔は一度読んだ本を
再度読み返すなんて真似は、
まったくしませんでした。

なぜかもったいないと
思っていたんですね。

再読する暇があるなら、
まだ手をつけていないものを
さらったほうがいいじゃないかって。

今より若かったくせに、
「限られた時間は有効に使うべきだ」
なんて考えて。

それが、ここに本のことを
書き始めてしばらくたった頃から
ちらほらと、読み返す本が出てきて、
今では再読だけじゃなく再々読や
5、6回も繰り返しているのが
あったりします。

それでも反復読書をするときには、
一度読み終え、次に読み始めるまで
ある程度の時間が空くんです。

よくミステリー本の
キャッチコピーとかで
「あなたはすぐ読み返したくなる」
みたいな謳い文句を見かけるけど、
最後のページを閉じた直後に
表紙からめくり直すって具合にはならない。
(通常のぼくの場合)

で、この『妖怪草紙 くずし字入門』。

通常のぼくの場合をやめました。
最後のページを閉じた瞬間に、
表紙をめくった。

この本を読んでいたら、
だんだん昔のくずし字が
読めるようになってきて、
「これ、続けてもう一度読めば、
 完璧に読めるようになかも」
などと向学心が湧いてきちゃったんです。
頭のできを考えれば、
そんなにうまくはいかないと
わかっちゃいるけど…。




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