ゴキブリが好きな人がいたとします。
ぼくはあの黒いやつは苦手だけど、
そんな人がいてもいい。
多様性は大事ですからね。
でも、もしその人が
自分のGラブ指向を主張するとき、
他のG嫌いの人を否定することで、
おのれの正統性に
つなげるような論調を展開したら、
ぼくは耳を塞いで
聞こえないようにします。
(多様性は大事なので、
その人を逆に論破して
つぶしてしまうような真似はしません。
そもそもそんなディベート技術は
ありませんし)
「とにかくあの色が好きだ。
ピカピした黒光りはとても美しい」
とだけ言っているぶんには、
「ハハハ、君にはそう見えるんだね。
すごいね」
くらいは答えられます。
でも
「あの色が嫌いだという人は、
自然美に対する感受性が欠けてる」
などと言われると、
ほかに気を取られていたフリをして、
別の話題に切り替えます。
で、この『アロハで猟師、はじめました』。
面白いです。
でも、他を否定する語調の部分は読み飛ばしました。
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