2020年11月12日木曜日

『アロハで猟師、はじめました』(近藤康太郎)読みました。


ゴキブリが好きな人がいたとします。
ぼくはあの黒いやつは苦手だけど、
そんな人がいてもいい。
多様性は大事ですからね。

でも、もしその人が
自分のGラブ指向を主張するとき、
他のG嫌いの人を否定することで、
おのれの正統性に
つなげるような論調を展開したら、
ぼくは耳を塞いで
聞こえないようにします。
(多様性は大事なので、
 その人を逆に論破して
 つぶしてしまうような真似はしません。
 そもそもそんなディベート技術は
 ありませんし)

「とにかくあの色が好きだ。
 ピカピした黒光りはとても美しい」
とだけ言っているぶんには、
「ハハハ、君にはそう見えるんだね。
 すごいね」
くらいは答えられます。

でも
「あの色が嫌いだという人は、
 自然美に対する感受性が欠けてる」
などと言われると、
ほかに気を取られていたフリをして、
別の話題に切り替えます。

で、この『アロハで猟師、はじめました』。

面白いです。
でも、他を否定する語調の部分は読み飛ばしました。






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