2020年6月23日火曜日

『六の宮の姫君』(北村薫)読みました。


何かしらの共通点がある人は、
ちょっとばっかり気になります。

仕事でたまたま一緒になった人が
同じ本を読んでいたり、
ドトールにいたノマドワーカーの
使っていたシャーペンが
自分の愛用品と同じだったり。

それから名字が同じって人も
結構いますね。

ぼくは、きくちなので、
タナカとかスズキとかよりは少ないけど、
学校の同学年には
たいてい1人はいました。

高校のときにいたキクチさんは女性。
クラスは別だったから、
親しく話したことはなかったけど、
なんかむずむずした感じはありました。
(恋愛感情というのではないです。
 彼女はぼくの友だちと交際してたし、
 ぼくも今のカミさんと付き合っていたし)

そんで、
今カッコ内に登場したカミさんの
旧姓はタカハシでした。

そして、
なんとあのキクチさんは、
結婚してタカハシさんになったんです。

二人の名字が入れ替わっちゃった。
なので、同窓会とかで会っても
むずむず感はなくなってます。

で、この『六の宮の姫君』。

同姓のとても有名な作家なのに
なぜか1冊ほどしか(確か『父帰る』)
読んでいない菊池寛さんと、
芥川龍之介さんの友情とかが
書いてある小説だと、
どこかで知って読みました。

同じきくちなんだから、
少しは知識を入れといたほうが
いいかなと思って。

と、そんなちんけな理由は
飛んでっちゃうほど、引き込まれました。
名字が入れ替わっちゃう話より面白いです。





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