2020年12月22日火曜日

『この本を盗む者は』(深緑野分)読みました。


パソコンの辞書によると
ジェネレーションギャップってのは
「世代の違いから生じる、価値観の相違。
 世代間のずれ。」だそうです。

それ見たとき、なぜに「世代の違い」から
「価値観の相違」が生じるんだろうって
考えちゃいました。

もっとほかに考えなきゃいけないことは
たくさんあるのに、
たまたま引いた辞書の言葉に
突っ込まなくてもいいんじゃね、ぼく。
とは思ったんですが、
考えて出てきた答えが、
そのままにされるのもかわいそうなので、
ここに書いときます。

大した答えじゃないから余計に
どっかに残しておかないと
浮かばれない気がして。

つまりはまあ、
世代ごとに育つ環境が違うってことですね。

世の中はいつも流行りすたりがあり、
こぶしを効かせた演歌全盛期に育った世代が
ヨーヨーヨーと繰り返す
アップテンポのラップに馴染めなかったり、

働き方改革の中を生きた若者が
家庭を顧みず猪突猛進に仕事する
おじさんに違和感を感じたりと。

するとですよ、
そのなんやらギャップの要因は
ひとえに環境ですわ。

もし演歌世代の人が
ラップを聞き続けたらラッパーなるだろうし、
ゆとりの若者も高度成長期に生きていたら、
モーレツ社員になる。

で、この『この本を盗む者は』。

この物語がずしんとこなかったのは
きっとジェネギャプのせいでしょう。




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