2020年2月6日木曜日

『データの見えざる手』(矢野和男)読みました。


昔、いろんな企業が
先端技術を披露する展示会に
行ったことがあります。

(そういえば、若い時、
 展示会場の配線工事とかをする
 アルバイトもしました。
 開催するのはほんの数日間なのに、
 キチンと電気の配線をして、
 きれいな装飾をして、
 大がかりな装置つくって、
 終わったら一気に撤収して、
 山のようなゴミになる。
 もったいなさのレベルは
 どんだけなんだと思いました。
 それなりにリサイクル
 してるんだろうけど…。
 あ、またカッコ内の寄り道が
 長すぎる…)

今カッコの中に書いた、
スタッフとしての展示会参加じゃなく、
客として、その先端技術を
見学してきたんです。
だいぶ前ですよ、数年前。

そこに、住まいのコーナー
みたいなのがあって、
生活が便利になる家電とか設備とかが
紹介されていました。

住んでいる人が帰宅するのを
自動的に察知して
冷房や暖房がちょうどいい時間に動く、
夜には窓についたシャッターが下りて
防犯してくれる、
冷蔵庫のドアはモニタになっていて
足りない食材とかが
リストアップされてる……みたいな。

そんな便利生活を
見せられたときに思ったのは、
「ぼくは別に便利いらないな」
でした。

クーラーは自分でつけるし、
忘れないように鍵もかけて防犯するし、
冷蔵庫が空になったら外食するし。

で、この『データの見えざる手』。

面白い本です。
「ふーんそうなのか」「へぇ〜」って
思うところがいっぱいあります。
そして、この本が目指すような未来は、
便利が山盛りになるだろうなと思いました。
ぼくはいらないけど。





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