2024年2月1日木曜日

『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』(高野史緒)読みました。

   

もう何十年もの昔になる、
高校卒業を記念してクラスで行った卒業旅行。

おっきな貸別荘に大勢で詰めかけ、
どんちゃん騒ぎをしたってことは
おぼろげな記憶にあります。

そのとき男女ペアになって
夜道の先にあるチェックポイントまで
行って戻ってくるという肝だめしゲームを
やったらしいんです。

ぼくは、そんなのまったく忘れていたんですが、
数年前に同窓会にきていた女子から、
あのときにペアになったでしょと言われ、
どうあがいてもその情景が心に浮かんでこないので、
素直に「頭が悪くてごめんなさい」と謝りました。

人並みの記憶力を持っていないことは、
とうの昔から自覚しているので、
それはとくに驚くことではありません。

びっくりしたのは、その後再びあった同窓会で、
かの女子が教えてくれた肝だめし話の続編でした。

彼女が昔のクラス仲間と、
卒業旅行の思い出を語っていたら、別の女子が
「私、肝だめしゲームで、きくち君(ぼく)とペアだった」
と言ったそうなんです。

レクリエーションメニューはほかにもたくさんあり、
肝だめしは1度だけだったはずなのに、
どうしてぼくは2人も相手がいたのでしょう。
どっちも脳内情報には保存されていないんですけどね。

で、この『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』。

パラレルワールドのお話でした。
肝だめしもパラレル世界の現象なのかな。

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