2014年6月20日金曜日

『スクリプターはストリッパーではありません』(白鳥あかね)読みました。


高校時代の部活の思い出を書いたブログ
結構長い間やってました。
後輩から頼まれて始めたのですが、
今はその中のお話が一区切りついたので、
しばらく更新はお休み中。
そのうち気が向いたら再開すると思います。

そのブログ、
後輩たちや昔の部活仲間なんかには
それになりに好評で、
自分でも書いている分には面白いと思って
定期的(毎週水曜)に更新を続けていました。

ぼくらの高校や部活のことを知らない
外部の人が読むとは思えなかったので、
滅茶苦茶ローカルな内輪ウケの話ばかりです。

いつも読んでくれていた友だちも、
こんな感想をもらしていました。

「まぁ、俺はお前と一緒の経験をしていて
 当時を思い出しながらだから、
 ヒマつぶし程度には楽しめるよ。
 けど、まったくの部外者には、これは無理だろ。
 つまらないんじゃないかな」

確かに、
無名の人たちの部活動にまつわるアホなエピソードに
興味を持つ人はいないよなと納得しました。

で、この『スクリプターはストリッパーではありません』。

大変おこがましいんですが、
ぼくのやってたブログのような
「内輪ウケの話」だなって思っちゃいました。

でも、その内輪に出てくるメンバーが、
今村昌平監督をはじめとする巨匠のてんこ盛り、
小林旭さんら大御所俳優の目白押し。
この内輪の人たちのやってきたことが、
そのまま日本映画の歴史になっている。

なので、ぼくのブログとは違い
(比較に出すのも本当におこがましいんですが)
まったくの部外者でも、存分に楽しめちゃいます。
あぁ面白かった。


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