2014年6月10日火曜日

『青春デンデケデケデケ』(芦原すなお)読みました。

周りはみんな堅い人ばかり、
でもぼくを含めた同年代の3人の仲間は、
いわゆる天然のアホで、
上司の目を盗んでは、バカばかりしていた──
って状況の会社勤めをしていたことがあります。

3人で目配せして、みんなが帰るのを待ち、
誰もいない社内で、宴会はもちろん疑似運動会
(5メートル走、ボールペン綱引き、3人組み体操etc.)
女装大会、盆踊りコンテストなんかをしてました。

アホがアホをやっているわけですから、
そんときはもちろん楽しかった。
今でも思い出すと吹き出しちゃいます。

でも、でもね。
もしタイムスリップとかができたとして、
あの場あの時に戻れたとしたら、
やっぱり楽しいんだろうかって思う。
今でもアホには変わりないけど、
あのときのぼくと同じアホなのかなって。

なぜそんなふうに思ったかっていうと、
本を読んだときの感じ方が
違ってきてるからなんです。

昔あんなにものめり込んで
面白がっていた本と同じ本を、
今読んでみて、
「これ、どこが面白いの?」
なんて思ったりしちゃう。
どこが面白かったのかも忘れちゃってる。

で、この『青春デンデケデケデケ』。

昔読んだときには、
むちゃくちゃ面白かったんです。
ホントに。


青春デンデケデケデケ (河出文庫―BUNGEI Collection)
芦原 すなお
河出書房新社
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