2013年6月3日月曜日

『遠野物語remix』(京極夏彦/柳田國男)読みました。

ボディソープにシャンプー、リンス。
うちでは、それらを使い切ると、
ボトルをそのままに、
詰め替え用を注いで補充してます。
経済的にもお得でエコなんだそうです。

その詰め替え作業、
なぜか、ぼくがやることが多いんです。
4人家族で髪の短い(薄いともいう)男子はぼくだけなのに、
中身のなくなるタイミングは、たいていぼくのとき。
わが家の七不思議の一つです。

んで、その詰め替え作業。
袋には「手で切れます」と書いてあります。
でも、お風呂で水に濡れると、
手が滑って、なかなかうまく切れない。
仕方ないから無理矢理ぐりぐりと力任せにねじ切ると、
切り口にビニールが絡まったようになってしまい、
ちょろちょろとしか出なくなる。

そこで、思い切り絞り出そうとすると、
勢い余ってボトルから注ぎ口が飛び出してしまい、
そこらがシャンプーだらけになっちゃう。

「手で切れます」なんて中途半端なこと
書いてくれるから、あたふたするんです。
何か道具を使わなきゃ切れないようになってれば、
あきらめもついて、
「まあしゃーねーな、そういうモンだからな」と納得し、
「ハサミ持ってきてー」と風呂場から叫んだりできるんです。

で、この『遠野物語remix』。

原作を大胆に再編集っていわれてるけど、
ちと足りないかなって思っちゃいました。
原作の匂いを残すくらいで、
どばーっと京極さん色に染めて欲しかった。
そうすれば、原作のファンもあきらめがついて、
「まあしゃーねーな、そういうモンだからな」と納得して、
ほかのもっと面白い京極本に手を伸ばしていったんじゃないかな。


遠野物語remix
遠野物語remix
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京極 夏彦 柳田 國男
角川学芸出版
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