年齢のせいなのか何なのか、どういうわけか
ものの好き嫌いは変わっていくようです。
子供の頃、いや高校生くらいまでは、
どうしても食べられなかった椎茸が、
今は何の抵抗もなく口にできる。
それどころか、天ぷらの盛り合わせに、
肉厚のあのまんまるっちいヤツが入っていと、
最後のほうまで大事にとっておく。
(ラストのラストは好物のイカなのでその前くらい。
あ、春菊があったら、どうするか迷う)
高校生の頃、いや20代くらいまでは、
嫌いではないけど自分からは手にしたことのなかった
アイスティー(レモンのヤツ)は、
30才を過ぎたあたりで、やたらと飲みたくなり、
自動販売機で買うのはすべてソレ系で
(アイスミクティーではない)
コーヒーしか頼んだことのなかった喫茶店でも
いつも冷たい紅茶を注文してた時期がありました。
でもそれも10年も続かずにブームは去り、
今では、なぜあんなに好きだったのか
不思議でならないくらいです。
で、この『街とその不確かな壁』。
村上春樹さんの作品はほとんど読んでいます。
一時のアイスティーのように好きだったので。
そんなに好みだったのは、なぜなんだろう
と不思議に感じた、読後でした。
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