若かりし頃、自主映画を何本か撮りました。
そのときは楽しかったと同時に、
あれやこれやと
悩みの尽きない作業が続きました。
ぼくの場合たいていは、
映画なんかに興味がない、
ただ仲の良かった友だちを
無理やり手伝わせてつくっていたもんだから、
面倒なことや誰もやりたがらない力仕事、
それにちっとばかし知識が必要なカメラや
編集機の操作なんかは、
全部自分でやらなくちゃいけなかった。
脚本書いてコンテ割って、
あちこちに借りまくって制作費を算段し、
役者やスタッフ(無理やり引き込んだ友だち)の
都合聞いて、香盤表つくって、スケジュール組んで、
泊まり込みが必要なら宿の手配して、
撮影で近所から
「何いかがわしいこと、やってんだ」
と怒られればペコペコ頭を下げに行き、
なんてもろもろのエキサイティングジョブに
飛び回っていました。
そのとき、つくづく思ったのは、
ぼくとまったく同じ経験、
脳みそ、身体を持った人間が
もう一人いてほしい。
いや、一人といわず、二人や三人。
で、この『異常』。
うん、これこれ。ホント面白かった。
なんの躊躇もなしに5つ星つけました。
そうっすね。二人は要らないな、ましてや三人も。
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