ひねくれ者を自認するぼくは、
みんなが騒ぐ時流ネタを書くのが
好きじゃありません。
だから多分、コロナに翻弄されたあれこも、
ここにはあまり記してないと思います。
まあ、わざわざ公表するほどに
振り回されてもいないんですが。
そのコロナ、人より少し遅れて
時流にかすった話題をするのも、
ピントがずれたぼくらしさがあって
いいじゃないかと、思ったんで、やってみます。
コロナ前は、毎年クリスマスの時期に、
高校時代の仲間がぼくのうちに集まって
パーティしてました。
食べ物と飲み物を持ち寄ったただの飲み会です。
たいてい家族連れで来るので
狭いマンションに十数人がわいわいします。
その中に一人、本好きがいるんです。
うちの本棚を見てもらい、
ぼくは、これ面白かった、それちょー面白かった、
あれメチャ面白かったなんてまくし立てます。
帰りには2、3冊オススメを貸出す。
(というか無理やり渡す)
そんで翌年、それを返却してくれて、
また違う本を押し付ける。
そのサイクルをずっと続けてたんです。
コロナまでは。
そしてコロナ。
3密の標本みたいな飲み会はできなくなり、
当然「返却&押し付け」の儀式も
途絶えたままになりました。
今年の年末はできるのかな。
で、この『なめらかな世界と、その敵』。
これは文庫版。
そのもとになった単行本が今、返却待ちです。
今年の年末は帰ってくるかな。
帰ってきたら、今度は文庫版を押し付けようかな。
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