二十代の頃だったと思います。
仕事の資料で読まなくちゃいけない本があり、
そもそも読むのが遅いぼくは
何日かかけてなんとか読了したんです。
でも、一緒のチームにいた仲間は、
同じ本をほんの2、3時間で読み終え、
その日のうちに次のまとめ作業に入っていた。
びっくらこいたぼくは、
「読むの早いねー」と賞賛しまくりました。
すると彼は
「いやいや斜め読みしただけだから、
きちんと読み込んでない証拠だよ」と。
その頃のぼくは
「斜め読み」って言葉は知っていたけど、
そんなことが実際にできるとは
思っていませんでした。
だって、
斜めに読んだら何にも頭に入ってこない。
一つ一つの文言をじっと眺めて
意味を汲み取らないと
内容は爪の先ほども理解できなかったんです。
それから三十年ほど。
読む量も少し増えてきて、
いつの間にか斜め読みできるようになってました。
で、この『戦争獣戦争(下)』。
ごめんなさい。
ぼくの好みとは少し違っていたので、
斜め読みしちゃいました。
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