30年以上昔の映画学校に通っていた頃の話。
プロの映画監督につきしたがって
作品を仕上げる実習がありました。
赤川次郎さんの短編
(じゃないかも。
どうしても題名が思い出せません)
を原作というか元ネタにして、
みんながオリジナルの脚本を書き、
その中から出来のいいホンを1つ決めて
1000フィートのフィルムを回す。
その脚本の選考会で選ばれたのが、
なんとぼくの作品でした。
赤川作品から2つ3つエピソードを拾いつつ、
あのどんでん返しの詐欺映画『スティング』の
ストーリーをそのままパクって仕上げた話でした。
ぼくとしては
「えっ、それでいいの?」
ってあぜんとなったんですが、
そのあとに締め切りに少し遅れて提出した
ほかの友だちの作品のほうが格段に出来がよく、
あっさりそっちに決まったのでした。
当然のごとく詐欺話はボツ。
で、この『緑のハートをもつ女』。
詐欺の話でした。
こんなふうに書ければボツじゃなかったのに。
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