2017年8月16日水曜日

『中原の虹(2)』(浅田次郎)読みました。

佐藤賢一さんの『小説フランス革命』を
読んでいるときに、
「ぼくってひょっとして頭がいいのかも」
と感じることがよくありました。

フランス革命なんて歴史的大事件だから、
王様、お姫様、従者、大臣、
議員、革命家、街の商売人などなど、
実に色んな人物が登場して、

それぞれの思惑が、
ごちゃごちゃとあちこちに絡み合って、
時代が流れていく。

それを確か20巻くらいの
長編小説にまとめたのが、
佐藤賢一さんの作品で、
ぼくはそれをワクワクしながら
読み進められたんです。

あんなにたくさん登場人物がいて、
それぞれが派閥とかつくって、
ロマンスなんかもときどき出てきて、
物語の構図は
複雑多岐になっているのに、です。

自分の勝手な思い込みや、
忘れちゃっう部分もあったんだけど、
きちんと筋は追えて、楽しめた。

だから、
それだけ複雑な構成を覚えられて、
理解できていたぼくは、
頭がいいんじゃないかって。

でも!
それは勘違いに決まってる。
作者が巧いからに違いないんです。

で、この『中原の虹(2)』。

描かれている舞台は、
フランス革命と同じようなの中国の動乱期。
絡み合っているけど、
楽しめちゃってます。
……ぼく頭いいのかな。




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