2017年7月25日火曜日

『ベストセラーコード』(ジョディ・アーチャー他)読みました。


一時、「すごい」って言葉を
文章では使わないようにしていた
時期がありました。

たしか、「作文の書き方」とか
「小説のつくり方」とかの本に載っていた
「語彙を増やすための心掛け」
みたいな教えを
そのまま鵜呑みにしたから
だったと思います。

(ま、今は「もういいか」と思って、
 バンバン使ってますけど。
 ボキャブラリーが
 増えたわけじゃないけど)

「すごい」って本当にすごくって、
ちょっと普通じゃない状況なら
大抵の場面で使えちゃう
オールマイティ・ワードですよね。

素敵なことも、荒々しいことも、
キレイなことも、汚いことも、
ヘロヘロでも、バリバリでも、
前後の流れがわかっていれば
「すっげー!」の一言で伝わっちゃう。

それを安易に多用しまくると、
のっぺらぼうな文章になって、
面白味がなくなるってことでしょう。

そんな文書だと誠意は伝わらないし、
読者に買ってもらう書籍なんかだったら
売上は伸びない。
スゴイ悲惨な結果が待っているわけです。

で、この『ベストセラーコード』。

英語ではどうやら
「すごい」に当たるのが
「very」という言葉みたいです。

この本に載ってたコンピュータ解析では、
(アメリカの本なので)
ベストセラーの人気本での
veryの使用回数は少ないんだとか。
すごく。





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