2014年4月28日月曜日

『細胞紳士録』(藤田恒夫/牛木辰男)読みました。

うちはちっぽけな会社なので、
本をつくる本業の仕事だけじゃなく、
帳簿づけの事務仕事なんかも、ぼくがやります。

そういう作業をしていてよく思うのが、
「税金とか社会保険とかの、
 お上が決めたルールは複雑すぎる!」ってこと。

複雑すぎるルールを知らないと、
払わなくてもいい税金を納めちゃったりする。
決まり事を知っている人だけ
得をするって仕組みってどうなのよ、
って思っちゃうんです。

複雑に入りくんで、
あちこちで細かく組み合わさったルールを
全部頭の中に叩き込んでおかないと、
適切な税金も払えない。
それはちょっとおかしいでしょ。
ということで、
その不都合を解消するために専門職の人がいる。
その人に任せれば、ルールに則った会計処理ができる。

……でもね、複雑なルールそのものを、
単純明快で誰でも一目で理解できるものに変えれば、
そのほうがいいんじゃいの、なんて思ったりもするんです。

とはいえ、
そのルールの単純化作業、ぼくにはできません。
できないから、これまでのやり方、続けます。
複雑な社会の仕組みには歯向かいません。

で、この『細胞紳士録』。

人間の身体って、
気が遠くなるくらい複雑にできてるってこと
嫌ってほど、わからせてくれました。複雑万歳!


カラー版 細胞紳士録 (岩波新書)
藤田 恒夫 牛木 辰男
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