結局もとのママ——これは、企業の宣伝用の
チラシやパンレットをつくっているときに
よくあることです。
具体的には、下記のような具合。
チラシなりパンフなりを制作し提出(第1号)
→ クライアントの担当者さんがチェック。
「AとBとCの部分がダメなので直してください」
指示の通り修正したものを提出(第2号)
→ 担当者さんが、直属の上司さんに見せ
「DとEとFの部分がダメなので直してください」
指示の通り修正したものを提出(第3号)
→ 直属の上司さんが役員のチェックを受け
「A、B、CとD、E、Fの部分がダメなので直してください」
指示の通り修正したものを提出(第4号)
→ 担当者さんから
「OKなので、印刷に回してください」と返事。
……その後、第1号と第4号は同じであることに気づく。
誰かがどこかで、ぶれない意志を持ち、
「ここを直すべきではない!」って言うと、
こういう作業のロスはなくなります。
が、往往にして、こうしたみんなの優柔不断さが、
日本の経済を支える要因にもなってる気がします。
で、この『キャプテンハーロック』。
主人公が優柔不断でした。
竹内 清人
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