やたらめったら挿入して
本をつくったことがあります。
それをやると、
確認作業なんかがとても大変になり、
何日も徹夜したことを覚えています。
できあがったときには、
担当の編集さんと一緒に
「すごい本ができた!
こんな立体的な本は今までないぞ!」なんて、
内輪ウケしてました。
でも、しばらくたってから、
その本を読み返してみると、なんかウザったいんです。
ページをあちこちめくって、読み進めなきゃならない。
だから、
今までどこを読んでいたのかわからなくなるんです。
なんだか、ありがた迷惑って感じでした。
んで、この『贈与論』。
ページの分量でいうと、
半分が本文、半分が「注」でした。
「注」まできちんと読んでいたら、
昔ぼくがつくった本のように
ページを何度も何度もめくり直さないといけません。
……なので、ぼくはこの本の約300ページのうち、
本文の150ページほどしか読んでないんです。
内容に関する感想は、
「注」まできちんと読み通したときにします。
いつになるかわかりませんが……。