そういえば、
去年も年の初めに上下巻物のぶ厚い本を読んだのでした。
でもそのときは、
へーへーいいながら上巻を読み終えたのは良かったのですが、
もう体力限界って思ってしまい、
すぐに下巻には移らず、
気楽に読める楽しい小説に手を出してしまいました。
そうなると、もう下巻には触れる気にならず、
結局もういいやと、上下巻を揃えてブックオフ送りに。
そんな苦い経験があるにもかかわらず、今年も年初に分厚い上下巻物。
学習能力の足りないぼくです。
でも、今回は読みました。
目を通さずにブックオフ送りにするのは、
貧乏性のぼくには耐えられなかった。
それと、あわよくば、
この本に書かれているネタで仕事の原稿をつくろうかな
という打算的な考えもあったからです。
で、勉強になりました。
日本は世界の中でも有数の森林面積の比率が
高い国なんだそうで、それを教えてくれた。
それだけだったら自分の無知さを
知らしめてくれたってくらいでしょうが、
森林たくさんの理由まで、この本は教えてくれました。
(実はその理由が仕事の原稿のネタにしようと思ったトコ。
上巻だけ読めばネタは入手できると思ったんですが、
書かれているのは下巻だったので、
最後まで読まなきゃいけなかったんです)
日本が森林いっぱいの理由。
それは、徳川幕府が森林保護の政策をとったからでした。
そのころから「自然破壊はいかんのよ」と考える人たちがいて、
なんとか守りましょうと
葵の紋を振りかざしながら「控えおろォー」とかいって、
木を切り倒す人を止めたり、
苗木を植えたりして森を保護したんだな、きっと。
で、今はどうなの、みんなエコしてる?
……そんな流れの仕事の原稿をつくろうかな。
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