2022年5月19日木曜日

『三人の悪党 きんぴか(1)』(浅田次郎)読みました。


好みは人それぞれで、何をいいと思うか、
どれが合わないと感じるかは
違っていて当然です。

だけど、みんなが「これグット!」
と言っている作品を、ぼくだけが
「そうかな、しっくりこないんだけど…」
と考えてしまうのは、ちょっぴり寂しくもあります。

へそ曲がりであることは
認識しているつもりなんですけどね。

まあ、それだから、
なんたら文学賞受賞作なんて
惹句に乗せられて読んでみた作品が、
「えーっ、なんでこれが?」となると、
次からは同じ著者さんのものには
手を出さなくなる。

多くの人が評価しているのに、
それとは違う印象を持ってしまった経験は、
何度も繰り返さないほうが精神衛生上いいから。

ですが、
ぼくのもう一つのチャームポイントである
軟弱な記憶力のお陰で、
好み不適合ボックスに入れたはずの著者さんの本でも、
何かの拍子に手に入れて、
ページをめくっちゃうことがしばしばなんです。

で、この『三人の悪党─きんぴか(1)』。

確か浅田さんの名前は
昔あのボックスに入れた気がします。
でもいつの間にか浅田本が
本棚の1列を占領してる。不思議です。



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