2022年4月20日水曜日

『庶務省総務局KISS室 政策白書』(はやせこう)読みました。


標識や看板などに書かれた文字は、
「読むぞ」って意識しなくても、
目に入った途端、勝手に頭の中で読解されて、
意味がわかります。

毎日毎日、
日本語を使って暮らしているんだから、
好き嫌いに関係なく、
そんなスキルが身についてきます。

「止まれ」ってあれば、
走るんじゃないのはわかるし、
「味自慢!天ぷらそば」ってのぼりを見たとき、
新型スマホの特売はイメージしません。

でも、それがアルファベットだと、
一般的な日本の人は(というか少なくともぼくは)
そんなに瞬時には読解できません。

「PEACE」とプリントされたTシャツを見ても、
その意味まではたどれずに、
一種のデザインのように
脳みそを素通りしちゃいます。

でもそれがもし「平和」と書いてあったら違う。
意味が頭の中に押し寄せてきます。
(あ、関係ないけど、「COOL GUY」を
「冷奴」と訳したって小話思い出しました)

とまあ、そういうことで、
日頃親しんでいるものは、
すすすーっと頭の中に入り込んでいくんだけれども、
馴染みのないものは、理解するのにも時間がかかる。

薄馴染み難浸透の法則とでもいいましょうか。

そしてぼくの場合は、
長めの文章や物語なんかもその法則に従うようで、
自分の守備範囲の内容は即座に染み込み、
逆は一生懸命脳みそをぐるぐるさせる必要があります。

で、この『庶務省総務局KISS室 政策白書』。

即座染み込み半分、ぐるぐる半分の割合でした。




**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************