2019年12月24日火曜日

『ナポレオン(2)野望篇』(佐藤賢一)


とあるドラマを見ていて、
その番組を企画した制作者側と、
台本執筆を依頼された
シナリオライターの会話が
頭に浮かんできました。

なんの根拠もなく想像した
彼らのやりとりは以下の通り。

(制作者側:P、脚本家:W)
P「日本で最初にオリンピックに
  参加したマラソン選手の話だからね、
  よろしくね」
W「……はい。
  でもぉ……いろいろ膨らませて、
  その関係者なんかも無理矢理に
  引っ張り出して、なんとか見繕ったとしても、
  週1で1年分引っ張るのは、
  かなり厳しいな」
P「そりゃみんなわかってるんだけどね。
  企画が通っちゃったんだから
  しょーがないじゃん、Wちゃん」
W「いやいや、やっぱ半年分が限
  界じゃないですか」
P「そんなこといわないでさ。
  あ、そうだ、マラソン選手は半年分にして、
  残りの半年は別の人にしようか、
  2部構成ってことで」
W「それなら、資料調べている中で
  面白い人物いましたよ」
P「だれ?」
W「64年のオリンピックを東京に招致した
  組織委員会とかの人ですよ」
P「ほー、それでやってみよう」

で、この『ナポレオン(2)野望篇』。

ヨーロッパをひっくり返して
まとめ上げたりなんだりした人だから、
ネタはそれなりに豊富ですね。
これなら1人の人物だけで、
1年間は引っ張れるでしょう。
あと1巻残っているし。





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