「サスペンス」を辞書で引いたら、
類語として「スリル」って言葉も載っていて、
そういやその2つってどう違うんだろうと、
辞書のその先を読んでみました。
特段面白いワケじゃないけど、
紙面も埋まるので引用します。
2つの言葉をくくっている説明文は
「楽しみとして味わえる、恐怖感や緊張感、不安感」。
そのあとに
「使い分け」ってのがあって、そこには
【1】いずれも、通常は不快なものとして認識される、
恐怖感、緊張感、不安感などの感情を、
娯楽や読書の際に楽しみとして意図的に味わうもの。
【2】「スリル」は、自分の安全が脅かされるような
気がする場合に抱く恐怖感や不安感をいう。
【3】「サスペンス」は、特に、小説やドラマなどで、
話の展開が読者や観客に与える不安感や緊張感をいう。
ほら、こんなに文字がたくさん埋まっちゃいました。
つまりは、
読書の文脈でいうなら、
どちらかというと「サスペンス」のほうが
適切みたいです。
ほんで、
多く作品で描かれるサスペンスは、
正義の味方側がとんでもない危機を
乗り越えるときのドキドキのようです。
そして中にはワル者が経験するハラハラを
楽しませてくれる作品もあります。
で、この『雲霧仁左衛門』。
この本、正義も悪漢も、
両側からのサスペンスを味合わせてくれます。
一粒で二度美味しというか、なんともお得。
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