2019年4月25日木曜日

『小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記』 (辻村深月)読みました。


前回もそうだったんですが、
誰が誰に向けて言ったことなのか
忘れているけれど、
内容は覚えているセリフ。
それ、引用したいと思います。

覚えている内容から察するに、
ベテランのライターさんの説いた、
ぺーぺーのライターさんに向けた
言葉のようです。

もしかしたら、
学校で先生に言われたこと、
もしくは、
講演会とかで壇上でしゃべっていた
どっかの先生の言葉かもしれません。

前置きはそれくらいにして
そのセリフがこれ(↓)

「物書きの仕事を続けていくなら、
 キャリアの中のどこかの時点で、
 量だけをこなす時期がないとダメ。
 それまでやっていた仕事量の
 2倍や3倍くらい原稿を書く。
 1、2年はそうした期間を持つべきだ。
 その間はクオリティも気にせず、
 ただ量を増やすことだけを考える。
 つまりは書きなぐる」

ぼくは、この教えみたいなものを、
自分から意識してやったことは
ありません。

ビビリなぼくは、
クオリティを落とすことは
すなわち
仕事がもらえなくなってしまうこと
だと考えているので、
そんな恐ろしいことはできず、

「これ以上請けたら、
 どれもこれもやっつけ仕事になっちゃう」
と思ったときには、

「申し訳ありませんが、今は手一杯で…」
と依頼をお断りしちゃうんです。

よくよく考えると、断るほうが
仕事のもらえなくなる可能性は高いのかな…。
だから、
そのベテランだか、先生だかは、
ありがたい教えを説いていたのか。

で、この『小説 映画ドラえもん のび太の月面探索記』。

そういう時期にできた作品なのかな
と感じました。





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