2019年4月23日火曜日

『東京の子』(藤井太洋)読みました。


今回は「人物はおらんなぁ」という
嘆きの言葉から書き始めようと
思ったんですが、

そのセリフが出ていたもとの本が、
誰の書いた何という書籍だったか、
まるっきり忘れちゃいました。

セリフを発した人物は
幕末に名を馳せた山岡鉄舟って
人だってのは覚えていて、
当時幕臣で活躍した勝海舟と
高橋泥舟の2人と合わせ
「幕末の三舟」と呼ばれ、
周りから一目置かれていたことも
覚えているんです。

でも、書籍名は忘れた。
ごめんなさい。

ということで、
「人物はおらん」について。

辞書によると、「人物」は、
〈1〉人間。ひと
〈2〉性格、人柄
〈3〉人柄・能力などのすぐれた人

となっていて、
ここで山岡さんが「おらん」と嘆いたのは
当然〈3〉を意味します。

「どいつもこいつも大したことない」
「本当に尊敬できる真から凄いと思える奴など
 どこにもいない」
と山岡鉄舟はぼやいていたようです。
(書名も忘れたぼくの記憶によれば)

さっきも出た勝やら、
竜馬やら西郷やらと渡り合った人物の嘆きとは
思えないような気がします。
ホントはみんな大したことなかったのかも
しれないですね。

で、この『東京の子』。

現実にはいなくても、
フィクションでならばつくっちゃえる。
物語の中には「人物」って呼べる人が
たくさん登場してました。





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