2019年4月2日火曜日

『ザ・スタンド(Ⅱ)』(スティーヴン・キング)読みました。


文章を書いていて、
違う言葉で言い換えたいと思ったとき、
よく使うのが、
「日本語シソーラス 連想類語辞典」
ってサイトです。

単語などを入力して
検索ボタンをポチッとすると、
類語や関連語、連想される言葉が
ずらーっと表示される。

今回、検索したのは「孤独」でした。

表示されたのは、
「一人ぼっち/腑抜けのよう/抜け殻のように/
 茫然自失/意欲がわかない/疲労/
 うつろな気持ち/寄る辺のなさ/打ちひしがれる/
 穴があいたような/やりきれなさ…」
などなどネガティブワードのオンパレード。

それ見てぼくは
「何か違うんじゃないの?」
って思ったんです。

だから「孤独」を辞書で引いてみた。

そこには
「頼りになる人や心の通じあう人がなく、
 ひとりぼっちで、さびしい・こと(さま)」
って書いてありました。

そうか、〈さびしい〉の意味があるから、
ネガティブになるのは当たり前なんですね。

そこでもう一度、連想類語サイトに戻り、
「ひとり」で検索してみました。

すると
「拘束されない/一匹狼/一国一城のあるじ/
 群れがきらい/アンチヒーロー/なびかない/
 枠に収まらない/自尊心…」。

ほーほー、それです。
ぼくがイメージしてたのは。

ひょっとして、
孤独になること、じゃなかった、
ひとりになることを、
それほどさびしいと思わないのは、
ぼくだけなのでしょうか。

で、この『ザ・スタンド(Ⅱ)』。

登場人物たちを突き動かすのは
「一人ぼっち」はイヤだという心のようです。
その状況に置かれたら、ぼくもそうなるのかな。





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