2018年8月21日火曜日

『かがみの孤城』(辻村深月)読みました。


もう1年ぐらい前になると思うんですが、
有名人が鼎談するテレビ番組で、
作家の森見登美彦さんと万城目学さんが
出演していました。
(もう一人はどこかの劇団の
演出家だったかな……忘れました。すみません)

そこで、小説の作り方についての話題になり、
ぼくが時々ここで触れる、

「思いつくままに書き進める方法」と

「プロットをきちっと組んだ
 設計図のようなものをまず用意し
 それに沿って書き進める方法」

のどちらがいいのか議論になっていました。

森見さんは前者。
登場人物に自由に動いてもらい
作者はそれを写し取っていくような
感じがいいみたいに言っていました。

対して万城目さんは後者。
結末までの道筋が
わからない状態で書くなんて、
とんでもないって感じ。

どっちの方法でつくっても、
読む側としては、
面白ければそれでいいんですけどね。

で、この『かがみの孤城』。

久々に五つ星。面白かったぁ。
これもし、
森見さん的「思いつくまま作法」で
書いたのだとしたら、
それは神様的な才能をお持ちなんだと思います。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************