2018年7月3日火曜日

『柳家小三治の落語(5)』(柳家小三治)読みました。


高校生のときに
テストをするから暗記しろと言われて、
部活のトレーニングで
ランニングしているときも、
掛け声代わりにみんなで声を揃えて
口にしていたのが平家物語の冒頭部分です。

試験が終われば
頭の中からすっかり消え失せると
思っていたら、
なぜかそのあとも、
白いシャツにつけちゃった
ケチャップのシミみたいに、
脳みそのひだにこびりついて取れない。

何も見ないでちょっと打ち込んでみますね。
(変換はパソコン任せ。
 漢字の表記までは覚えていないので…)

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
奢れる者も久しからずただ春の夜の夢のごとし。

で、ネットで検索して
答え合わせしてみると……。

あら、なんとまあ
100点といってもいいほどドンピシャ。

WikiBooksというサイトに載っていた
テキストと比べたら、

「理をあらわす」が「理をあらはす」で、
あとは読み点が一つ足りないだけ。
(「久しからず」の後に「、」)

この冒頭文のあとは一切覚えてないけど、
正確さはすごいんでないの。
自分でもびっくりしてます。

で、この『柳家小三治の落語(5)』。

噺家さんは、
どんなに長い落語も最初から最後まで
全部覚えてなきゃ仕事にならないんですよね。
平家物語の最初の2、3行を
空で言えるくらいじゃダメか。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************