2018年1月16日火曜日

『プリズンホテル(4)春』(浅田次郎)読みました。


出版物を印刷にかける前には、
複数の人が原稿を読んで、
ヘンなところがないかチェックします。

誰かに「ここはおかしい」と
赤ペンを入れられたとき、
書いた本人であるぼくは、
「そんなことないよ」と
思うこともあります。

でもたいていは、
一人が疑問に感じた部分は、
他の人も同様に考えるようです。

最初にチェックした人と同じ箇所に、
まったく同じコメントで
次の確認者も赤ペンを入れてくる。

やっぱヘンテコな文章は、
みんなわかるようです。

わからないのは、
視野狭窄状態でペコペコと
キーボードを叩いて
文字を連ねていった自分だけ。

そんなときは、いつも
「もっと冷静に、謙虚にならないかん」
とぼく自身に言い聞かせます。

で、この『プリズンホテル(4)春』。

うまいですね。面白いですね。さすがですね。
でも、1箇所だけ、
ぼくが疑問に思った設定があり、
それはみんなも同じに感じるのかなって
立ち止まりました。

もしかしたら、
その疑問自体、
ぼくの視野狭窄なのかもしれませんが。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************