2017年11月29日水曜日

『校閲記者の目』(毎日新聞校閲グループ)読みました。


それは別にいいんじゃないの、
ってトコに、のべつ幕なしに
突っ込んでくる友だちがいます。

ファミレスなんかで一緒に食事するとき、
料理を運んできたウェイトレスさんが

「こちらはナポリタンになります」
とテーブルの上に皿を置くと、

それをじっと見つめて

「これはもうナポリタンだろ。
 これからナポリタンになるのか。
 なってるのに、なるのか。
 もうなっているのに、
 これからなるみたいに言うのは
 おかしいだろう」

とぼくに言う。

直接ウェイトレスさんには言わない。
彼女が向こうに立ち去って
自分の声が聞こえなくなったころに、
ぼくに対して言う。

そんな基本ビビリなところがあるので、
まあ許せはするんだけれど、
ときどき面倒くさくて
相手にしたくないこともある。

「アイツ鼻くそほじってるよ」
なんてぼくが言おうものなら、
鬼の首を取ったように
「鼻くそは、ほじってないだろ」
と鼻くそ飛ばす勢いで指摘する。

「鼻の穴をほじっているんだ。
 鼻くそなんて小っこいモノは、
 針を使わなけりゃほじれない」

そんなときは、足音を立てないように、
すすすっと
彼の前からいなくなることにしています。

で、この『校閲記者の目』。

間違った日本語の使い方の
あんな例、こんな例が
たくさん載ってました。
校閲記者さんは、
それをキチンと指摘しなきゃいけない。
あいつ、その仕事やればいいのに……。





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