2017年11月14日火曜日

『ファインダーズ・キーパーズ(下)』(スティーヴン・キング)読みました。


自分の思うとおりに
事が進まないときには
へこんだ気分になります。

大それた企みが
うまく行かないときだけじゃなく、
ちょっとしたことでも。

例えばそうだなぁ。

机の端にあるシャーペンを
とろうと思って手を伸ばしたら、
飲みかけのお茶が入ったカップに
ぶつかってしまい、
書類がお茶漬け状態になったときとか。

でもそれが、自分じゃなく
他の人がやったことだとしたら、
申し訳ないけど笑っちゃったりする。

他人が何かやろうとして、
その目の前に障害がある姿って、
もしかしたらエンターテイメントの
原型なのかもしれないな、
なんて思ったりします。

で、この『ファインダーズ・キーパーズ』。

キングさんって、
どんな登場人物にも分け隔てなく、
目の前に障害物を置いてくれます。
〈シャープペンをとる〉みたいな
ちっちゃなことでも。
これぞエンタメでした。





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