2017年10月17日火曜日

『アイネクライネナハトムジーク』(伊坂幸太郎)読みました。


これまでやってきたぼくの作業は、
単行本の仕事にしても、
新聞や雑誌の原稿にしても、
数百文字から
せいぜい2、3千文字くらいまでが、
ひとつのまとまりになっています。

この感想文もどきの一つひとつも、
だいたい600文字くらいの
かたまりですね。

300ページ前後の単行本をこなすのだって、
1項目千文字前後の固まりを
何個もつなげてつくってきました。

んで、そうした原稿をつくるとき、
ぼくはまず、
タイトル(というかその項目の見出し)を書いて、
そのあとでリード文や本文を
つくるやり方をしています。

逆の順番でやる人もいますが、
長年そうやってきたので、
それがクセみたいになってしまいました。

でもこれ、
効率的じゃないってわかっています。
だって、リードや本文を書いた後で、
タイトルを読んでみると、本文の内容と
全然リンクしていないことがあるんですもの。

「弘法も筆の誤り」って題で、
慣れている人でも気をつけよう
という記事を書こうと思ったら、
なぜか書きやすい筆の種類の話になり
「どの筆でも気を抜かず、
 きれいにキチンと使いましょう」
って結びの文章になっていたりする。
だったら題は、
「弘法、筆を選ばず」じゃん、って具合です。

で、この『アイネクライネナハトムジーク』。

思いつくまま書いていたら、
何を結論にしたかったのか、
忘れちゃいました。
でも、本は面白かったです。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************