2017年9月12日火曜日

『中原の虹(3)』(浅田次郎)読みました。



中学高校の頃って、
見るもの聞くもの読むもの
周りのもろもろに、
どんどん影響されて、
人生観とか人との接し方とか
考え方とか言葉遣いとか、
くるくる変わっていきますよね。

それって一般的に
誰でもそうだと思うんですが、
もし違うんであれば、
少なくともぼくの場合だけは、
くるくるヘンゲに翻弄されてました。

洗濯機の中のシャツみたいに、
ぐちゃぐちゃにもみくちゃにされながら、
ひ弱な人格みたいなものが形になっていく、
みたいな。

そんなぼくの人格形成に、
影響を与えてくれたものは、
ラジオの深夜放送、
どん底を感じさせてくれる暗ぁーい映画、
歌詞の意味もわからないのに
なぜか元気の出てくる洋楽、
もちろん
家族とか友だちとかの周囲にいる人たち、
そんで、
半分(というか9割がた)忘れかけている
司馬遼太郎さんの描く坂本竜馬…。

で、この『中原の虹(3)』。

あの頃、この本の中に出てくる
張作霖のこと知っていたら、
竜馬以上に影響受けてたと思います。
あくまでも、
浅田さんが描いたこの本のキャラですけどね。




**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************