2017年7月4日火曜日

『黄砂の籠城(下)』(松岡圭祐)読みました。


それほど興味を
引かれなかった本なのに、
後から物語のあらすじを思い出すと、
「それならぜったい面白だろ」
って作品が、ときどきあります。
(一般論じゃなく、ぼくの場合)

例えばそうだなぁ、
数人の主婦が協力して
死体をバラバラにする話。

細かくされた人体パーツは
レジ袋とかに入れて生ごみで出す。

最初はやむにやまれずやったのに、
それが仕事になってしまい、
処理請負業みたいになっていく
……っていうのとか。

そんで、それとは逆に、
筋を思い出しても、
つまらないなぁと思えるのに、
とっても良かった本もあります。

例えばそうだなぁ、
ずっと歩いている話。

高校の学校行事で
100キロとか200キロとかを
一晩かけて歩き通し、
そのイベントの間に、
話がしたくても
できなかった男女が仲良くなる
……ってヤツとか。

そういうのを考えてみると、
当たり前かもしれないけど、
物語の面白さって、
ストーリーだけじゃないんですね。

で、この『黄砂の籠城(下)』。

上下巻通しての感想です。
ストーリーはとっても面白かったです。
だけどなぁ、なんでかなぁ……。




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