2017年4月19日水曜日

『蒼穹の昴(1)』(浅田次郎)読みました。


何人かが集まって
一つの仕事をこなしていくとき、

グループの中に必ず一人は、
いわゆる〈やなヤツ〉が含まれる
という法則を聞いたことがあります。

その法則、これまでの経験から、
「なるほどな」と納得できる気がします。

それと同時にぼくが感じているのは、
そんなグループには、
目立たないけどその人がいなかったら、
仕事がきちんと完了しないだろう
キーパーソンが、
〈やなヤツ〉の含まれる以上の確率で
存在するってこと。

グループで会議を開いたとき、
しゃしゃり出て意見を言うこともなく、
みんなで一斉に動かなきゃいけないときも
「あれ、あいつ今日は休み?」と思ったら、
隅のほうでコツコツ作業を
こなしているような〈縁の下の力持ち君〉。
好きなんですよね、そういう人。

で、この『蒼穹の昴(1)』。

全部で4巻あるらしく、
そのうちのまだ1巻目で、
これからどう面白くなっていくのか
予測できないんですが、
イガイガした嫌な引っかかりは何もなく、
すんなり読み進められました。

で、ストーリーには何も関係ないのですが、
グループに必ずいる
〈縁の下の力持ち君〉のこと
しきりに思い出していました。
なぜかしら。




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