『美女と野獣』って物語がありますね。
おとぎ話もアニメもミュージカルも、
どれ一つ、
読んだことも観たこともないので、
ホントはよく知らないんですが、
あれって要するに、
魔女かなんかが意地悪して、
心の優しい立派な王子様みたいな人を、
醜い野獣の姿に変えちゃって、
それを知らない美しい女の子が、
本当はイケメン王子の野獣と出会い、
びくびくしながら
対応しているうちにひかれ合っていく
ってストーリーなんでよね。
それでハッピーエンドで
野獣の魔法が解けて、
元野獣の王子と美女とが
幸せに結ばれました。
めでたし、めでたし。
……この、ぼくの想像の話の筋は、
そんなに間違っていないですよね。
知らないんだけど。
で、この『自閉症の僕が跳びはねる理由』。
著者の東田さん
(というか、自閉症をわずらっている人たち)は、
本当は王子様である魔女に意地悪された人みたいに、
本来の立派な姿を、
誰かに隠されちゃってるような気がしました。
さらに頭が下がるのは、
隠してるベールみたいなものさえ
受け入れちゃって、
その中で懸命に生きてるところ。
立派で強い人格を持った人たちに、
久々に触れた気がしました。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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