2017年3月10日金曜日

『徳の政治 小説フランス革命 16』(佐藤賢一)読みました。


夫婦げんかは犬も食わぬ、
なんて言葉もあるように
親しくなった人同士の争いは、
なんだかわからんもののようです。

ドラマや漫画なんかにも、
ケンカしているところに仲裁に入り、
互いに落ち着いたところで
「原因は何?」と訊くと、
さっきまで
取っ組み合いしていた2人が
顔を見合わせて
「何だっけ?」と首をひねる。
そんな場面がよくあります。

だからきっと、
家庭内とか飲み屋内とか
小さな範囲のいさかいだけじゃなく、
もっと規模の大きなところでの
いがみ合いも、
突き詰めれば、
なんだかわからんものに
なるんじゃないかな、
なんて思ったりします。

例えば、
政治の派閥争いとか国際的な紛争とか。

で、この『徳の政治 小説フランス革命15』。

革命を進める人たちが、
色んなグループに分かれていって、
ああじゃないこうじゃないの
衝突をしていきます。

んで、負けたほう(と言っていいのか
わかりませんが)はギロチンに
かけられたりします。

そんな大筋を後から思い出し、
「そんで、主張の違いは何だっけ?」
と考えてみと、わからないんです。
(ぼくの脳みそが
 へなちょこなせいもありますが)
頭に残ってないんです。

わかったのは、
人は「なんだかわからんけども」殺し合ったり
するんだなってこと。
やっぱ、オモロイです、この本。




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