2017年3月27日月曜日

『14の夜』(足立紳)読みました。


日芸(日本大学芸術学部)の
合格発表の帰り、
掲示板に自分の受験番号が
書かれてなくて、

「だよな…」なんて思いながら、

とぼとぼ校門を出ていったとき、
殺気だった兄ちゃんに行く手を塞さがれ、

「受け取らなかったら、
 タダじゃおかねぇ」という目で、
押しつけるように渡されたのが、

今じゃ日本映画大学という
近づくのさえ畏れ多い
権威のある教育機関に
なってしまったところの
前身である
横浜放送映画専門学校のチラシで、

そこには
「映画づくりは格好悪いぞ、
 それでも君は来るか」
と書かれていて、

掲示板に受験番号がないのを
「だよな…」くらいにしか
感じなかったぼくは、

「そうか、ぼくはカッコ悪いわ、
 ぼくの行く学校はココだ!」
と思ってしまい、

なぜが農村に何日も泊まり込んで、
それを「実習」と称して
学生にやらせるような
トコに入っていたのでした。

で、この『14の夜』。

ぼくの出身校、通称「今村学校」は、
現在の大学になる前、
日本映画学校という名の
専門学校だった時期がありました。

著者さんは、
その時期の卒業生だったみたいです。
すごいすね、みんな。
色んなとことで活躍してて。

面白いっすよ、この本。




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