2017年1月25日水曜日

『陽気なギャングの日常と襲撃』(伊坂幸太郎)読みました。


小学生のときでした。
一時期、迷路づくりが流行ったんです。

わら半紙プリントの裏などを使い、
スタートからゴールまで
ぐちゃぐちゃの曲線でつないでいって、
途中で、行き止まりコースや
ぐるぐるループするだましルートなんかを
入れ込んでつくるヤツ。

ときには定規を使って
四角の枠の中で線を引きながら道をつくり、
線を途切れさせながら
次のコースに進ませるヤツとか、
コンパスを使って円形にするヤツなんかを
つくってました。

その迷路づくりが得意だったんです。

みんなから
「お前のつくるのは、
 難しすぎて、オモロイ!」
と非難のような称賛のような
感想をたくさんもらってたんです。

ここで、本当は内緒なんですが、
特別につくり方のコツを
お教えしちゃいます。

まず、
スタートからゴール直前までの道筋を、
できるだけ難しくなるようにつくります。

「こうすれば、
 間違った道に行くぜ、ひひひ」
などとつぶやきながら真剣に。

んで、ゴール直前でその道を閉じる。
行き止まりにしちゃうんです。

そんで、
もう一度同じように迷路を組んでいき、
閉じる。

それを3回くらい繰り返してから、
どれが一番難しいかを思い起こし、
最難関だと思ったルートの閉じた部分を
消しゴムで消して開通するんです。

で、この『陽気なギャングの日常と襲撃』。

ぼくの迷路づくりより手が込んでます。
当たり前か。面白い!




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