2017年1月10日火曜日

『虚実妖怪百物語 破』(京極夏彦)読みました。


ぼくの名前は、のりよしです。
だからイニシャルは「N」です。

この前、
カミさんが子どもたち(25歳!)に、
もういい年頃ねなどと話していて、

そのついでに、
どこか奥のほうにしまい込んでいた、
ぼくが贈った婚約指輪を
引っ張り出してきたんです。

確か、
ウン十万だかをはたいて買った
ダイヤモンドのついているヤツ。

それを拝ませていました。
ほーキレイだね、
なんてはしゃいでいると、

誰かが
そこに彫られている文字を
見つけたんです。

「きゃー!
 なんでーこれ!
 なんで、〈K to M〉なの!」

カミさんのイニシャルは
「M」で合ってます。

でも「K」は?

あっ、そうか、きくちの「K」だ。

そういえば、買ったとき間違ったんだ。
苗字の頭文字にしちゃったんだ。

そうだ、そうだ、
若かりしぼくは、
ほんと馬鹿だったんです。
(今もそれほど変わりませんが)

まあ、それはそれで、
笑いのタネになるから、いいっしょ。
ずっとなくさずに、
しまっておいてくれているし。

で、この『虚実妖怪百物語 破』。

馬鹿を礼賛してます。
でも、馬鹿にもしてます。面白いです。




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